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農研機構 乾燥機を対象に追加 ロボット・自動化農機検査

農研機構は9月1日から安全性検査のうち、ロボット・自動化農機検査の対象機種に「乾燥機(穀物用循環型)の遠隔監視装置」を追加した。
 農研機構では、農業機械や農業施設を対象に実機を確認しながら安全性が確保されているかどうかを検査する安全性検査(任意の制度)を行っている。
 安全性検査は①各種農業機械における安全装備について安全装備の確認項目及び安全性検査基準に基づいて検査する安全装備検査②農用トラクター(乗用型)、農用運搬機(乗用型)及び座席を有するほ場内運搬機にそれぞれ装備される運転者を防護する装置を対象に、強度や安全空間が確保できるかなどについて検査する安全キャブ・フレーム検査③ロボットや自動化農機の先進的な機械・装置の安全性について検査するロボット・自動化農機検査から構成される。今回、乾燥機が追加されたのは③でこれまでに農用トラクター(乗用型)、田植機の2機種が対象となっており、乾燥機は3機種目となる。
 検査の実施内容は①遠隔監視装置による遠隔操作確認試験②遠隔監視装置による運転状態表示確認試験③運転状態異常時の安全機能確認試験④通信障害時の安全機能確認試験⑤集中遠隔監視装置に関する試験(選択試験)。
 農研機構では引き続き、ロボット・自動化農機検査を通じ、先進的な機械が現場で安心して導入・活用できるよう努めるとしている。
     ◇
 なお、同日付で令和5年度農業機械安全性検査合格機第2次分も公表されている。今回は2機種2型式。
【2018年基準基本ランク】
《スピードスプレヤー》▽3S―CH640A(ショーシン)。
《乗用管理機》▽ヰセキJKZ003(井関農機)。

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