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GIに6産品追加 タイとの相互保護には2産品

農水省は、7月20日、新たに「長崎からすみ」(長崎県)、「あら川の桃」(和歌山県)、「昭和かすみ草」(福島県)、「浜中養殖うに」(北海道)、「鹿沼在来そば」(栃木県)、「富田林の海老芋」(大阪府)の6産品をGIとして新たに登録した。このうち、あら川の桃は、外観に優れ良好な食味や数百年に及ぶ歴史と知名度の高さから高価格で取引されている。また、鹿沼在来そばは香り成分の基となる甘皮の割合が高く剥き実の香りが豊かな品種となっている。
 また、農水省では、タイで「鹿児島黒牛」と「但馬牛」がGIに登録されたことを明らかにした。これは、タイとGI相互保護に向け、GI産品を相互に申請し保護する試行的事業によるもの。産品の模倣品の行政上の取締が行われるほか、産品と無関係の第三者が登録する商標(冒認商標)の対策にもなる。なお、これまで令和3年には東根さくらんぼ(山形県)がタイで直接登録されている。また、今回タイの「ドイトン・コーヒー」「ドイチャン・コーヒー」がわが国で登録された。

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