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ホンダ 米国企業と協業 環境負荷ゼロを目指して

ホンダ 米国企業と協業 環境負荷ゼロを目指して
ホンダ=三部敏宏社長、東京都港区南青山2―1―1=は、EVなど電動車に必要なリチウムイオンバッテリー用リサイクル資源の北米での安定調達について、バッテリー資源のリサイクル技術に強みを持つAscend Elements(以下、アセンド・エレメンツ)との協業に基本合意した。
 同社は、「カーボンニュートラル」「クリーンエネルギー」「リソースサーキュレーション」による「Triple Action to ZERO」コンセプトに基づいて、2050年までに製品だけでなく、企業活動を含めたライフサイクルを通じて「環境負荷ゼロ」の循環型社会の実現を目指す。こうした取り組みを着実に実行するため、アセンド・エレメンツと、リチウムイオンバッテリー用リサイクル資源の安定調達に関する検証・協議を行うことを基本合意した。この協業を通じて、同社は、アセンド・エレメンツが再資源化する、ニッケル、コバルトやリチウムなどのリチウムイオンバッテリー用リサイクル資源を安定調達し、北米で生産する電動車用のバッテリーサプライチェーンの中での活用を図ることを目指す考え。
 同社は、アセンド・エレメンツをはじめ、今後も複数の資源リサイクル事業者との協業を通じて、必要なリサイクル資源の安定調達に取り組み、「環境負荷ゼロ」の実現を目指す。
【Ascend Elementsの概要】▽設立:2015年▽所在地:米国マサチューセッツ州▽代表者:マイク・オクロンリーCEO▽事業内容:正極材料製造、リチウムイオンバッテリーのリサイクル▽従業員数:200名(2023年2月時点)。

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