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みどり戦略推進へ 機械化フォーラムを開催 日本農業機械化協会

みどり戦略推進へ 機械化フォーラムを開催 日本農業機械化協会
日本農業機械化協会(雨宮宏司会長)は3月1日、埼玉県さいたま市の農研機構農業機械研究部門で「2022農業機械化フォーラム―みどりの食料システム戦略を支える農業機械化―」を開催した。同フォーラムは、みどり戦略の推進に向け、機械化技術の開発や普及の取組の現状と今後の方向について検討を深めるためのもの。当日は約140名が参加した。

 フォーラムは第1部と第2部で構成され、第1部では、農機研テストコースにおいて、農機メーカー(井関農機、オーレック、クボタ、ササキコーポレーション、三菱マヒンドラ農機、ヤンマーアグリ)が環境負荷低減に資する機械を展示。各社製品が関心を呼ぶなか、クボタは、4月から欧州でレンタルを開始予定のコンパクト電動トラクタ「LXe―261」を実演し、注目を集めた。
 第2部は室内に会場を移し、始めに雨宮会長が挨拶。「今日、資源の有効利用や環境との調和など、農業の持続性が大きな課題となっている。そうしたなか、生産性の向上と持続性の両立を図るという課題に対し、農業機械が積極的に貢献していくことが期待されていると思う。本日のフォーラムでは、カーボンニュートラルや環境負荷低減に貢献する機械化技術の開発や普及の状況について理解を深め、今後の方向について、検討していきたい」と述べた。
 続いて、来賓の農水省農産局技術普及課課長補佐の美保雄一郎氏が挨拶し、講演へと移行。最初に農産局技術課課長補佐の小宮元晃氏が「みどりの食料システム戦略の実現に向けて」、農研機構・農業機械研究部門無人化農作業研究領域の吉永慶太氏が「農業機械の電動化・カーボンニュートラル化の動向とこれを支える研究の取組」をテーマに講演した。
 また、クボタの原博之氏が「農業機械電動化・カーボンニュートラル等の取り組み」、井関農機の三輪田克志氏が「アイガモロボの技術実証の取り組み」、inahoの菱木豊氏が「野菜収穫ロボット実用化の取組」、ササキコーポレーションの戸田勉氏が「電動草刈ロボット(スマモ)実用化の取組」と、それぞれのテーマで講演した。その後、講演者らによるパネルディスカッションが行われ、閉会となった。

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