諸岡が２年ぶりに新製品発表会 木材破砕機など 電子制御等次のステージへ
諸岡（諸岡正美代表取締役ＣＥＯ）は、２月７日～10日、阿見町の同社試験開発・デモセンター（ＡＭＩデモセンター）で２年ぶりに新製品発表会を開催した。発表したのは８ｍリーチのグラップルローダ搭載フォワーダ、タブグラインダー式木材破砕機２機種、電子制御化した新型キャリアダンプ４機種。破砕実演や試乗体験を行い、進化した能力を披露した。
諸岡＝茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町３５８＝は昨年12月にサプライヤー企業を対象とした実演会を開催。好評だったことから、環境・林業・建設機械をリニューアルした新製品を続々市場投入していくこのタイミングに発表会を開催した。
発表したのは、フォワーダ「ＭＳＴ―１０００ＶＤＬＧ（最大積載量4.8ｔ）」、自走式上投入型木材破砕機「ＭＣ―４０００」「ＭＣ―６０００」キャリアダン、プ「ＭＳＴ80Ｃ（同８ｔ）」「ＭＳＴ１１０Ｃ（同11ｔ）」、全旋回クルクルキャリア「ＭＳＴ80ＣＲ（同８ｔ）」「ＭＳＴ１１０ＣＲ（同11ｔ）」。この他、会場にはキャリアダンプ全モデルを展示。破砕機実演では先の新型機に50Φのスクリーンを装着して行ったほか、自走式横投入型木材破砕機「ＭＲＣ―３０００」に切削刃とハンマー刃の２タイプで行い、破砕チップの違いを披露した。諸岡昇取締役副社長ＣＯＯ兼ＣＴＯは「コロナ禍で開催できなかった間に環境・林業・建設機械のリニューアルを一気に図った。キャリアダンプはステージ５（ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ｖ）対応エンジンに変えて電子制御化の実現、フォワーダは従来の6.5ｍから８ｍにグラップルローダを拡大して生産性向上を、木材破砕機は海外製に負けない処理能力実現など、それぞれ従来機を改善させている。今年は茨城県で林業機械展があり、そこでも皆が驚く機械を披露する予定」と述べた。諸岡社長も「発表した製品について忌憚のないご意見をいただき、遠隔操作や無人操作など皆様のお役に立つ機械開発の参考にしたい」と挨拶した。
期間中、全国から販売店やユーザー、レンタル会社が来場。初日も想定を超える来場者数を記録し諸岡製品への期待度の高さが感じられた。キャリアダンプを試乗した男性は「初めて運転したが視認性も良く運転しやすかった」と笑顔。他の製品も来場者から高く評価されていた。
新製品の主なポイントは次の通り。
【グラップルローダ付フォワーダ】①オフロード法２０１４年規制、Ｔｉｅｒ４Ｆｉｎａｌ、ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ⅳ対応エンジン搭載②電子制御式２本レバーで快適な操作感を実現③高速・低速に加え、それぞれ各３段階のスピードモードを追加し合計６段階の走行スピードの選択が可能に④アイドリング状態が一定時間続いた際にエンジン回転数を自動で下げて燃費向上・ＣＯ２の排出と騒音を低減させるオートデセル機能を搭載⑤荷台に「ＨＡＲＤＯＸ」を採用。耐摩耗・耐衝撃に優れ、ランニングコストも抑える⑥従来機に比べて走行速度６％、最大駆動力13％アップし走行性能が向上⑦極細目メッシュを装備してオーバーヒートの原因となる目詰まりを抑制⑧グラップルローダ最大作業半径が８ｍとクラス最大を実現。
【自走式上投入型木材破砕機】①オフロード法２０１４年規制、Ｔｉｅｒ４Ｆｉｎａｌ、ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ｖ対応エンジン搭載②破砕機性能が向上。排出コンベアの速度もアップして排出効率と処理量が増加。ＭＣ―４０００は最大処理量が毎時50㎥、同６０００では60㎥に③落下防止用の手すりの設置によりメンテナンス時の落下事故を防止④ホッパー内の飛散防止カバー、破砕ドラムの側面部を脱着式にし、メンテナンス性が向上⑤破砕リモコン標準装備で遠隔操作が可能に。車体から離れた場所から安全に操作が可能に。
【キャリアダンプ】①オフロード法２０１４年規制、Ｔｉｅｒ４Ｆｉｎａｌ、ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ｖ対応エンジン搭載②電子制御式のジョイスティックレバーで楽な姿勢と快適な操作感を実現③走行スピードアップに伴い作業スピードもアップ（ＭＳＴ80Ｃでは約８％、同１１０Ｃでは約５％アップ）④荷台に「ＨＡＲＤＯＸ ＩＮ ＭＹ ＢＯＤＹ」を採用⑤オートデセル機能を新搭載。
【３６０度全旋回クルクルキャリア】①③④はキャリアダンプと同じ。作業スピードはＭＳＴ80ＣＲは約23％、同１１０ＣＲは約18％アップしたほか、車体中央に大型ラダーを設置してメンテナンス時などのアクセスを容易にしている。
諸岡＝茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町３５８＝は昨年12月にサプライヤー企業を対象とした実演会を開催。好評だったことから、環境・林業・建設機械をリニューアルした新製品を続々市場投入していくこのタイミングに発表会を開催した。
発表したのは、フォワーダ「ＭＳＴ―１０００ＶＤＬＧ（最大積載量4.8ｔ）」、自走式上投入型木材破砕機「ＭＣ―４０００」「ＭＣ―６０００」キャリアダン、プ「ＭＳＴ80Ｃ（同８ｔ）」「ＭＳＴ１１０Ｃ（同11ｔ）」、全旋回クルクルキャリア「ＭＳＴ80ＣＲ（同８ｔ）」「ＭＳＴ１１０ＣＲ（同11ｔ）」。この他、会場にはキャリアダンプ全モデルを展示。破砕機実演では先の新型機に50Φのスクリーンを装着して行ったほか、自走式横投入型木材破砕機「ＭＲＣ―３０００」に切削刃とハンマー刃の２タイプで行い、破砕チップの違いを披露した。諸岡昇取締役副社長ＣＯＯ兼ＣＴＯは「コロナ禍で開催できなかった間に環境・林業・建設機械のリニューアルを一気に図った。キャリアダンプはステージ５（ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ｖ）対応エンジンに変えて電子制御化の実現、フォワーダは従来の6.5ｍから８ｍにグラップルローダを拡大して生産性向上を、木材破砕機は海外製に負けない処理能力実現など、それぞれ従来機を改善させている。今年は茨城県で林業機械展があり、そこでも皆が驚く機械を披露する予定」と述べた。諸岡社長も「発表した製品について忌憚のないご意見をいただき、遠隔操作や無人操作など皆様のお役に立つ機械開発の参考にしたい」と挨拶した。
期間中、全国から販売店やユーザー、レンタル会社が来場。初日も想定を超える来場者数を記録し諸岡製品への期待度の高さが感じられた。キャリアダンプを試乗した男性は「初めて運転したが視認性も良く運転しやすかった」と笑顔。他の製品も来場者から高く評価されていた。
新製品の主なポイントは次の通り。
【グラップルローダ付フォワーダ】①オフロード法２０１４年規制、Ｔｉｅｒ４Ｆｉｎａｌ、ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ⅳ対応エンジン搭載②電子制御式２本レバーで快適な操作感を実現③高速・低速に加え、それぞれ各３段階のスピードモードを追加し合計６段階の走行スピードの選択が可能に④アイドリング状態が一定時間続いた際にエンジン回転数を自動で下げて燃費向上・ＣＯ２の排出と騒音を低減させるオートデセル機能を搭載⑤荷台に「ＨＡＲＤＯＸ」を採用。耐摩耗・耐衝撃に優れ、ランニングコストも抑える⑥従来機に比べて走行速度６％、最大駆動力13％アップし走行性能が向上⑦極細目メッシュを装備してオーバーヒートの原因となる目詰まりを抑制⑧グラップルローダ最大作業半径が８ｍとクラス最大を実現。
【自走式上投入型木材破砕機】①オフロード法２０１４年規制、Ｔｉｅｒ４Ｆｉｎａｌ、ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ｖ対応エンジン搭載②破砕機性能が向上。排出コンベアの速度もアップして排出効率と処理量が増加。ＭＣ―４０００は最大処理量が毎時50㎥、同６０００では60㎥に③落下防止用の手すりの設置によりメンテナンス時の落下事故を防止④ホッパー内の飛散防止カバー、破砕ドラムの側面部を脱着式にし、メンテナンス性が向上⑤破砕リモコン標準装備で遠隔操作が可能に。車体から離れた場所から安全に操作が可能に。
【キャリアダンプ】①オフロード法２０１４年規制、Ｔｉｅｒ４Ｆｉｎａｌ、ＥＵ Ｓｔａｇｅ Ｖ対応エンジン搭載②電子制御式のジョイスティックレバーで楽な姿勢と快適な操作感を実現③走行スピードアップに伴い作業スピードもアップ（ＭＳＴ80Ｃでは約８％、同１１０Ｃでは約５％アップ）④荷台に「ＨＡＲＤＯＸ ＩＮ ＭＹ ＢＯＤＹ」を採用⑤オートデセル機能を新搭載。
【３６０度全旋回クルクルキャリア】①③④はキャリアダンプと同じ。作業スピードはＭＳＴ80ＣＲは約23％、同１１０ＣＲは約18％アップしたほか、車体中央に大型ラダーを設置してメンテナンス時などのアクセスを容易にしている。
