井関農機 ’23年上期新商品~アジア向け~
井関農機(冨安司郎社長)は、昨年12月、2023年上期新商品として16品目21型式を発表した。本紙では回を分け、これを紹介している。今回は、インドTAFE社との技術・業務提携による製品投入第1弾となる、タイ向けコンパクトトラクタと、中国向けコンバイン、韓国排ガス5次規制適合エンジン搭載の同国向けトラクタ・コンバインを紹介する。
【タイ向けトラクタ】NTZ227。
《開発のねらい》井関農機は2018年にインド国内第2位の大手農機メーカーであるTractors and Farm Equipment Ltd.(以下、TAFE社)と技術・業務提携を締結しており、今回、技術・業務提携の製品投入第1弾として、インドTAFE社にて生産するリーズナブルな価格で高品質なコンパクト27馬力トラクタを、価格競争力が求められるタイ市場へ投入する。タイの主要農産物であるサトウキビ栽培において、収穫前に梢頭部や葉を燃やす焼き畑が大気汚染の一因になっている。コンパクトな車格を活かした同製品はサトウキビ管理作業に適しており、専用の作業機を装着する事で葉切作業が行えるなど焼き畑を防止し、大気汚染の抑制にも貢献する。
《主な特長》①様々な作業シーンで活躍=全幅1.1mの実現で狭い畝間管理作業も可能、サトウキビ畑の管理作業(中耕、除草、施肥、防除、葉切等)を始め、他様々な作業で活躍できる。
②優れた走行性能=旋回半径が小さくサトウキビ畑等の管理作業での取り回しが簡単。また、最高速度24・8㎞/hを有し広大な圃場間移動も素早く行える。
③使い勝手の良いレイアウト=手の届きやすい運転席サイドにレバーを配置、また、楽な姿勢で運転出来るハンドル高さ等、「使いやすさ」と「快適性」を追求した④外装デザイン=コンパクトでも力強さを感じられるデザインを採用。
2022年10月発売。
【中国向け自脱型コンバイン】HF738(73馬力、4条刈り)。
《開発のねらい》中国における環境意識の高まりから、2022年12月1日より農業機械に対し、よりレベルの高い中国排出ガス4次規制が施行されている。今回、脱穀性能の高さに定評のある自脱型コンバインについて、日本製の高品質規制対応エンジンの搭載により、大幅な馬力アップと走行性能、脱穀性能の更なる強化により、環境への配慮と高効率収穫作業の両立を図る。
《主な特長》中国排出ガス4次規制対応の高出力クリーンエンジンとハイクリアランス走行フレーム、ロング扱胴と選別風量制御により、優れた湿田走行性能と高い作業効率を実現する。
①ハイパフォーマンスエンジン=高出力クリーンエンジン(73PS)の搭載により、高効率作業と、悪条件下でも安定した作業を実現する②優れた脱穀性能=脱粒能力に優れたクラス最大ロング扱胴(1050㎜)を搭載。選別風量制御の採用により旋回時のロスを低減する。
③湿田適応性向上=走行部の泥抜けを考慮したハイクリアランス走行フレームにより湿田走行性能を向上。
④優れた作業効率=給油頻度を軽減する大容量燃料タンク(95ℓ)、クラス最高の作業速(1.7m/s)、大容量グレンタンク(1300ℓ)で高効率連続作業を実現。
⑤高い信頼性=日本製高品質エンジンと高品質・高耐久トランスミッションの採用。刈取サイドカバーと操作席にはハイエンド製品の風格漂う新デザインを採用し、安心快適な作業が可能だ。
発売は2022年12月。
【韓国向けトラクタ/コンバイン】▽トラクタ=TJW1233(123馬力)、TJV985(98馬力)、同755(75馬力)▽コンバイン=HJ7135(7条刈130馬力)、同6135(6条刈130馬力)、同6115(6条刈115馬力)、同5101(5条刈101馬力)。
《開発のねらい》「デザイン、パワー、居住性、操作性全てに最高のパフォーマンスを」をコンセプトに開発した大型プレミアムトラクタTJW、TJVシリーズ、並びにコンバインのフラッグシップモデルであるHJシリーズに、韓国排出ガス5次規制適合エンジンを搭載し、同国向けに発売する。地球の環境保全意識が高まる中、エンジンの排出ガス規制が各国にて年々強化されており、韓国の農業機械に対する排出ガス規制も、世界でトップレベルの5次規制が2022年7月から開始されている。また、農家の高齢化と農業人口減少が進む同国において、高性能・高能率・高品質な農機のニーズが高まっている。「高機能」「高能率」「高い作業適応性」を備えた大型トラクタ「TJW」「TJV」シリーズ、並びに、長年日本でも好評の高能率大型コンバイン「HJ」シリーズに、最新のディーゼルエンジンを搭載し、韓国市場へ投入する。
《主な特長・トラクタ(TJW、TJVシリーズ)》①デザイン=▽力強さの中に、美しさを纏った存在感あるエクステリアデザイン。LED式サイドビューライトとプロジェクタ式ヘッドランプを組み合わせたフロントマスクが放つ鋭い眼光は見るものを圧倒し、所有感を満たすデザイン▽高級感溢れるブルーメタリックカラーを採用した(TJW1233)。
②韓国排出ガス5次規制適合エンジン搭載=▽DEUTZ社製エンジンの採用:世界各国で高い評価を得ている独国DEUTZ社製エンジンを採用した。水冷4気筒、排気量4.1ℓ(TJW1233)、3.6ℓ(TJV985)、2.9ℓ(TJV755)はDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)と、尿素SCR(選択式触媒還元)システム(TJW1233、TJV985)により、韓国排出ガス5次規制をクリアした。低回転で高出力、粘り強さを発揮する▽スイッチを押すと、エンジン回転数はそのままでエンジン馬力を20%カットするグリーンモード制御を装備。2種類のエンジンを搭載しているかのような使い心地で、軽負荷作業などで省エネ効果を発揮する▽大容量オルタネータ:オルタネータはTJWで200A、TJVで120Aあり、複数の作業機コントローラに対しても安定した電力を供給する。
③作業適合性を向上させた仕様と装備=▽多段変速トランスミッション:TJW1233、TJV985は前後進32段、TJV755は前後進24段のトランスミッションを採用した。また、PTOは540回転と1000回転を標準装備しており、水田から畑作・酪農まで幅広い作業ニーズに対応する▽回転数制御でよりスムーズなスタートフィーリング:リニアシフトレバーでの発進時には、回転数制御によりエンジン回転数や作業負荷、油温などに影響を受けないスムーズな発進が可能だ▽変速感度調整ダイヤル:変速の感度をダイヤルで任意に調整することでシーンに合わせて最適な変速が行える▽3点リンク油圧揚力:5.5t(TJW1233)、3.4t(TJV985)、2.9t(TJV755)の油圧揚力を実現し、大型作業機にも対応する▽外部油圧:TJW1233は4連標準装備、TJVシリーズは標準3連(最大4連)を装備している④快適な操作環境=▽キャビン:すべてのレバーやスイッチ類の配置に気を配った、機能的なレイアウトにしている▽多機能アームレスト:オペレータが自然な姿勢で基本操作できる多機能アームレストを装備。肘掛に腕を置いたまま、デフロックスイッチやアクセルメモリスイッチなど使用頻度の高いスイッチ類を操作できるので、長時間作業の疲労軽減に貢献する▽ディレイ機能付き集中作業灯スイッチ:全灯(前方4灯×後方2灯)LED式作業灯を搭載。キーOFF後、作業灯を一定時間点灯した後、自動消灯するディレイ機能付き集中作業灯スイッチを装備した。夜間作業や車庫の中など暗闇の中でも安心してトラクタから離れることができる▽サブモニターIMLT(ISEKI Machine Link Terminal)搭載(TJW1233):フルカラーの7インチタッチパネル式大画面で本機の状態を一目で確認できる。また、本機の細かい制御調整ができるので、効率の良い作業が行える▽大型カラー液晶メーターパネルによりトラクタの状態をわかりやすく表示する▽その他快適装備:オートエアコン、グラマー社製サスペンションシート、音楽プレーヤー対応ラジオと快適装備満載で、長時間作業も快適に行うことができる。
⑤安全・安心装備=▽片ブレーキ誤操作防止装置:公道走行時のブレーキ誤操作による転倒・逸脱事故を防ぐ▽「前後進不可設定キー設定」により暗証コードで前後進操作をロックすることができる。さらに、キー付き燃料タンクキャップにより燃料の盗難やいたずら防止に寄与する。
《主な特長・コンバイン(HJシリーズ)》①エンジン=コモンレール式水冷4気筒ディーゼルインタークーラターボエンジンを搭載。過酷な条件下でも、余裕の作業が可能な、韓国排出ガス5次規制に適合した環境に優しいエンジンを搭載。
②高精度・高能率=▽車体水平制御用シリンダのストローク量を拡大させることで、車高位置を高くし、優れた湿田適応性を発揮する▽優れた脱こく性能:3つの処理胴を持つスーパーツインエイトスレッシャー脱こく部を搭載した。作物に優しい大径ロングこぎ胴と、2番還元物を専門に処理する2番処理胴、こぎ胴からの排塵を処理、拡散、排出する排塵処理胴の3つから構成される高精度脱こく部だ▽快適な操作性:メーターパネルは大画面のカラー液晶モニタを採用したことで見やすく、座席はグラマー社製シートを採用し長時間作業でも快適な作業が行える。またカッタ部の拡散板を操作席から切り換えできるスイッチを設けているので、枕刈や中割作業時の拡散板の幅を機体から降りることなく切換できる③高耐久設計=走行部には、オイルバス式のトラックローラ(HJ6115、HJ5101)、アイドルローラを採用し、メンテナンス性に優れている。負荷のかかるパーツは、材質や加工にこだわり、耐磨耗性と防錆性を高めることで、過酷な条件、長いシーズンの稼動に対応。
④安全・安心装備=後方視界を確保するため、リヤカメラは広角レンズを採用し安心して後進できる。また、手こぎ作業時はフィードチェンが低速で駆動する手こぎ安全装置と、万が一の時には、押すとエンジン停止すると共にフィードチェンが瞬時で止まり、こぎ胴カバーが半開放する緊急エンジン停止スイッチを設けている。
発売時期は2022年1月から4月。
【タイ向けトラクタ】NTZ227。
《開発のねらい》井関農機は2018年にインド国内第2位の大手農機メーカーであるTractors and Farm Equipment Ltd.(以下、TAFE社)と技術・業務提携を締結しており、今回、技術・業務提携の製品投入第1弾として、インドTAFE社にて生産するリーズナブルな価格で高品質なコンパクト27馬力トラクタを、価格競争力が求められるタイ市場へ投入する。タイの主要農産物であるサトウキビ栽培において、収穫前に梢頭部や葉を燃やす焼き畑が大気汚染の一因になっている。コンパクトな車格を活かした同製品はサトウキビ管理作業に適しており、専用の作業機を装着する事で葉切作業が行えるなど焼き畑を防止し、大気汚染の抑制にも貢献する。
《主な特長》①様々な作業シーンで活躍=全幅1.1mの実現で狭い畝間管理作業も可能、サトウキビ畑の管理作業(中耕、除草、施肥、防除、葉切等)を始め、他様々な作業で活躍できる。
②優れた走行性能=旋回半径が小さくサトウキビ畑等の管理作業での取り回しが簡単。また、最高速度24・8㎞/hを有し広大な圃場間移動も素早く行える。
③使い勝手の良いレイアウト=手の届きやすい運転席サイドにレバーを配置、また、楽な姿勢で運転出来るハンドル高さ等、「使いやすさ」と「快適性」を追求した④外装デザイン=コンパクトでも力強さを感じられるデザインを採用。
2022年10月発売。
【中国向け自脱型コンバイン】HF738(73馬力、4条刈り)。
《開発のねらい》中国における環境意識の高まりから、2022年12月1日より農業機械に対し、よりレベルの高い中国排出ガス4次規制が施行されている。今回、脱穀性能の高さに定評のある自脱型コンバインについて、日本製の高品質規制対応エンジンの搭載により、大幅な馬力アップと走行性能、脱穀性能の更なる強化により、環境への配慮と高効率収穫作業の両立を図る。
《主な特長》中国排出ガス4次規制対応の高出力クリーンエンジンとハイクリアランス走行フレーム、ロング扱胴と選別風量制御により、優れた湿田走行性能と高い作業効率を実現する。
①ハイパフォーマンスエンジン=高出力クリーンエンジン(73PS)の搭載により、高効率作業と、悪条件下でも安定した作業を実現する②優れた脱穀性能=脱粒能力に優れたクラス最大ロング扱胴(1050㎜)を搭載。選別風量制御の採用により旋回時のロスを低減する。
③湿田適応性向上=走行部の泥抜けを考慮したハイクリアランス走行フレームにより湿田走行性能を向上。
④優れた作業効率=給油頻度を軽減する大容量燃料タンク(95ℓ)、クラス最高の作業速(1.7m/s)、大容量グレンタンク(1300ℓ)で高効率連続作業を実現。
⑤高い信頼性=日本製高品質エンジンと高品質・高耐久トランスミッションの採用。刈取サイドカバーと操作席にはハイエンド製品の風格漂う新デザインを採用し、安心快適な作業が可能だ。
発売は2022年12月。
【韓国向けトラクタ/コンバイン】▽トラクタ=TJW1233(123馬力)、TJV985(98馬力)、同755(75馬力)▽コンバイン=HJ7135(7条刈130馬力)、同6135(6条刈130馬力)、同6115(6条刈115馬力)、同5101(5条刈101馬力)。
《開発のねらい》「デザイン、パワー、居住性、操作性全てに最高のパフォーマンスを」をコンセプトに開発した大型プレミアムトラクタTJW、TJVシリーズ、並びにコンバインのフラッグシップモデルであるHJシリーズに、韓国排出ガス5次規制適合エンジンを搭載し、同国向けに発売する。地球の環境保全意識が高まる中、エンジンの排出ガス規制が各国にて年々強化されており、韓国の農業機械に対する排出ガス規制も、世界でトップレベルの5次規制が2022年7月から開始されている。また、農家の高齢化と農業人口減少が進む同国において、高性能・高能率・高品質な農機のニーズが高まっている。「高機能」「高能率」「高い作業適応性」を備えた大型トラクタ「TJW」「TJV」シリーズ、並びに、長年日本でも好評の高能率大型コンバイン「HJ」シリーズに、最新のディーゼルエンジンを搭載し、韓国市場へ投入する。
《主な特長・トラクタ(TJW、TJVシリーズ)》①デザイン=▽力強さの中に、美しさを纏った存在感あるエクステリアデザイン。LED式サイドビューライトとプロジェクタ式ヘッドランプを組み合わせたフロントマスクが放つ鋭い眼光は見るものを圧倒し、所有感を満たすデザイン▽高級感溢れるブルーメタリックカラーを採用した(TJW1233)。
②韓国排出ガス5次規制適合エンジン搭載=▽DEUTZ社製エンジンの採用:世界各国で高い評価を得ている独国DEUTZ社製エンジンを採用した。水冷4気筒、排気量4.1ℓ(TJW1233)、3.6ℓ(TJV985)、2.9ℓ(TJV755)はDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)と、尿素SCR(選択式触媒還元)システム(TJW1233、TJV985)により、韓国排出ガス5次規制をクリアした。低回転で高出力、粘り強さを発揮する▽スイッチを押すと、エンジン回転数はそのままでエンジン馬力を20%カットするグリーンモード制御を装備。2種類のエンジンを搭載しているかのような使い心地で、軽負荷作業などで省エネ効果を発揮する▽大容量オルタネータ:オルタネータはTJWで200A、TJVで120Aあり、複数の作業機コントローラに対しても安定した電力を供給する。
③作業適合性を向上させた仕様と装備=▽多段変速トランスミッション:TJW1233、TJV985は前後進32段、TJV755は前後進24段のトランスミッションを採用した。また、PTOは540回転と1000回転を標準装備しており、水田から畑作・酪農まで幅広い作業ニーズに対応する▽回転数制御でよりスムーズなスタートフィーリング:リニアシフトレバーでの発進時には、回転数制御によりエンジン回転数や作業負荷、油温などに影響を受けないスムーズな発進が可能だ▽変速感度調整ダイヤル:変速の感度をダイヤルで任意に調整することでシーンに合わせて最適な変速が行える▽3点リンク油圧揚力:5.5t(TJW1233)、3.4t(TJV985)、2.9t(TJV755)の油圧揚力を実現し、大型作業機にも対応する▽外部油圧:TJW1233は4連標準装備、TJVシリーズは標準3連(最大4連)を装備している④快適な操作環境=▽キャビン:すべてのレバーやスイッチ類の配置に気を配った、機能的なレイアウトにしている▽多機能アームレスト:オペレータが自然な姿勢で基本操作できる多機能アームレストを装備。肘掛に腕を置いたまま、デフロックスイッチやアクセルメモリスイッチなど使用頻度の高いスイッチ類を操作できるので、長時間作業の疲労軽減に貢献する▽ディレイ機能付き集中作業灯スイッチ:全灯(前方4灯×後方2灯)LED式作業灯を搭載。キーOFF後、作業灯を一定時間点灯した後、自動消灯するディレイ機能付き集中作業灯スイッチを装備した。夜間作業や車庫の中など暗闇の中でも安心してトラクタから離れることができる▽サブモニターIMLT(ISEKI Machine Link Terminal)搭載(TJW1233):フルカラーの7インチタッチパネル式大画面で本機の状態を一目で確認できる。また、本機の細かい制御調整ができるので、効率の良い作業が行える▽大型カラー液晶メーターパネルによりトラクタの状態をわかりやすく表示する▽その他快適装備:オートエアコン、グラマー社製サスペンションシート、音楽プレーヤー対応ラジオと快適装備満載で、長時間作業も快適に行うことができる。
⑤安全・安心装備=▽片ブレーキ誤操作防止装置:公道走行時のブレーキ誤操作による転倒・逸脱事故を防ぐ▽「前後進不可設定キー設定」により暗証コードで前後進操作をロックすることができる。さらに、キー付き燃料タンクキャップにより燃料の盗難やいたずら防止に寄与する。
《主な特長・コンバイン(HJシリーズ)》①エンジン=コモンレール式水冷4気筒ディーゼルインタークーラターボエンジンを搭載。過酷な条件下でも、余裕の作業が可能な、韓国排出ガス5次規制に適合した環境に優しいエンジンを搭載。
②高精度・高能率=▽車体水平制御用シリンダのストローク量を拡大させることで、車高位置を高くし、優れた湿田適応性を発揮する▽優れた脱こく性能:3つの処理胴を持つスーパーツインエイトスレッシャー脱こく部を搭載した。作物に優しい大径ロングこぎ胴と、2番還元物を専門に処理する2番処理胴、こぎ胴からの排塵を処理、拡散、排出する排塵処理胴の3つから構成される高精度脱こく部だ▽快適な操作性:メーターパネルは大画面のカラー液晶モニタを採用したことで見やすく、座席はグラマー社製シートを採用し長時間作業でも快適な作業が行える。またカッタ部の拡散板を操作席から切り換えできるスイッチを設けているので、枕刈や中割作業時の拡散板の幅を機体から降りることなく切換できる③高耐久設計=走行部には、オイルバス式のトラックローラ(HJ6115、HJ5101)、アイドルローラを採用し、メンテナンス性に優れている。負荷のかかるパーツは、材質や加工にこだわり、耐磨耗性と防錆性を高めることで、過酷な条件、長いシーズンの稼動に対応。
④安全・安心装備=後方視界を確保するため、リヤカメラは広角レンズを採用し安心して後進できる。また、手こぎ作業時はフィードチェンが低速で駆動する手こぎ安全装置と、万が一の時には、押すとエンジン停止すると共にフィードチェンが瞬時で止まり、こぎ胴カバーが半開放する緊急エンジン停止スイッチを設けている。
発売時期は2022年1月から4月。