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ビコンジャパン 軽労化と投入コスト削減 ビコンスマート農機 GPS連動で精密施肥施薬

ビコンジャパン 軽労化と投入コスト削減 ビコンスマート農機 GPS連動で精密施肥施薬
ビコンジャパン=古田森社長、北海道千歳市上長都1121―2=は、従来商品を高性能化した海外製の精密農機を続々発表。使い方についてもサポートしている。その中から今回は、GPS連動で軽労化と投入コストの削減を実現することで好評のビコン製ワイドスプレッダGEOSPREADシリーズと直装スプレーヤ・iXterシリーズの最新情報を紹介する。

【ワイドスプレッダGEOSPREADシリーズ】可変施肥マップの利用者が増えている中、一歩進んだ細かい可変施肥ができるマルチレートコントロールによる品質の均一化、高品質化を提案する同シリーズ。ほ場の広さと可変散布マップのグリッドの大きさに応じて、2~8のレートセクションに応じて施肥量が制御され、より正確な可変施肥が可能。前述のセクションコントロールとの併用で収量の増加、コスト削減が期待できる。
 道内ではROMモデル(ホッパー容量1100~2450ℓ、散布幅10~33m)、ROEDWモデル(同1500~3450ℓ、同12~54m)が支持されていて、既に利用しているユーザーを応援するために、マルチレートコントロール機能の利用拡大に向けたキャンペーンを実施予定だ。
【直装スプレーヤiXter(イクスター)シリーズ】iXcleanPro機能を備え、充填・攪拌・噴霧・希釈・リンス・タンク洗浄の切り替えなどが機能ボタンを押すだけでバルブコントロールができ、完全自動の3段階による洗浄プログラムをボタンを1つで全てのラインを残留農薬1%以下まで徹底的に自動洗浄できる。
 加えて今シーズンから導入予定なのが「iXflow―Eシステム」だ。電動ノズル制御の高圧循環システムで、スプレー停止時でも薬液が常に循環。スプレーラインに沈殿物が発生せず、薬剤詰まりなどを起こさず高精度な作業を行える。
 スプレーラインの両端から各ノズルに、常に圧力がかかるので、スプレー停止状態から圧力低下なしにすぐにスプレーを開始することができ、各ノズルは電動ノズルで制御されているため、従来のセクションコントロールより細かいノズル単位(50㎝)でのノズルコントロールが可能となり、オーバーラップや過剰投下を削減し、作物の品質を向上させ、コストを削減することができる。
 SpotSpray機能では、ほ場内で雑草が生えている部分などスポット的に散布したい場所を定義したターゲットマップを用意すれば、ほ場内を走行中にターゲット部分のセクションだけ自動的に薬剤散布が可能。スプレー作業に必要な薬剤の量を正確に把握でき、1回の給水でより多くの面積やほ場数をカバーすることができるため生産能力の向上が大いに期待できる。直装式モデルBの最大タンク容量は1100~2000ℓ。フロントタンクとのコンビで最大3300ℓ。

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