農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > パワーブレード好評 運ぶ、積み込み等一台3役 フジイコーポレーション

パワーブレード好評 運ぶ、積み込み等一台3役 フジイコーポレーション

パワーブレード好評 運ぶ、積み込み等一台3役 フジイコーポレーション
全国各地から積雪の便りが届くようになってきた。今シーズンも雪が多い予想となっている中で紹介したいのがフジイコーポレーション(藤井大介社長)の歩行型ドーザー除雪機「パワーブレードSL1308M」だ。持ち上げる・運ぶ・積み込みの3役をこなし、1300㎜のブレードがパワフルに除雪するのが特長。発売以来、高い関心を集めている。

 大型から小型まで、多彩なスノーロータリーシリーズをラインアップしているフジイコーポレーション=新潟県燕市小池285=の除雪機。全国でも名うての豪雪地帯・新潟県で創業しただけに、同社製の除雪機には高い作業性と安全性を備えた製品として高い評価を得ており、JR北海道やJR東日本などの各駅や国土交通省といったライフラインを支える場所だけでなく、南極観測基地(あすか基地、みずほ基地、イギリス基地)やフィンランドのサンタビレッジで公認除雪機として活躍するなど国内外を問わず活躍している。
 今回紹介する「パワーブレードSL1308M」は、中型除雪機をベースにした駆動力でパワフルな除雪性能を実現するドーザー型除雪機。レバー操作でブレードを上下に動かして押しのけた雪を①持ち上げ②運び③積み込むことが可能。除雪した雪を軽トラックに積み込め、排雪もこなすマルチタスクな1台だ。
 ブレードを進行方向に対して垂直にした場合の除雪幅は1300㎜。ブレードを傾けて雪を押しのけながら作業することで高速作業が可能。そのブレードの昇降・傾き調整については油圧レバー一本で操作でき、ブレードからの雪の排雪もレバーを奥に倒すだけなので簡単に行える点も紹介したい。その他、エンジン配置位置が低く、重心が低いため、安定性が高く排雪板を効率よく押すことが可能な同機。暗い場所でも作業可能な作業灯も標準装備している。
 昨今の雪は温暖化の影響からか水気を含んだ重い雪質に変化しているといわれている。そのため、以前ならスコップで簡単にすくえた除雪作業がますます負担の大きな作業になっている。同社のHPではパワーブレードの作業動画を公開中。寒波が襲来する前に、是非チェックして欲しい製品だ。
【主要諸元】▽機体寸法(全長×全幅×全高)=2250×1300×1195㎜▽エンジン型式=GB290(空冷単気筒OHVガソリンエンジン)▽最大出力=5.9‌kW▽始動方式=セル/リコイル▽除雪幅=1300㎜▽最大除雪高=410㎜▽ブレードダンプ可動範囲=0度~70度▽最大リフト重量=60㎏▽走行部=走行装置/HST、登坂角度/20度▽税込価格=139万7000円。

関連記事

AGRI EXPO新潟 ㉖年2月朱鷺メッセで初開催 

国際農機 作業時の不便解消に 実用的農機パーツを発売

国際農機 作業時の不便解消に 実用的農機パーツを発売

クボタ、大阪・関西万博2025で「未来の食と農」エリアを展示|汎用プラットフォームロボットがスマート農業の未来を描く

クボタ、大阪・関西万博2025で「未来の食と農」エリアを展示|汎用プラットフォームロボットがスマート農業の未来を描く

サタケ、「KOMECT(コメクト)」を第3回九州農業WEEKに初出展|DXを活用した次世代型生産支援システム

サタケ、「KOMECT(コメクト)」を第3回九州農業WEEKに初出展|DXを活用した次世代型生産支援システム