コマツ ブルドーザーを利用 乾田直播水稲栽培を実証

コマツ=東京都港区赤坂2—3—6=は、茨城大学農学部とともに、2020年より農業用ブルドーザーを用いた乾田直播水稲栽培の共同研究を進めており、このたび実証実験によって新米約24tを収穫した。
共同研究では茨城県稲敷市内の5.6haの土地を大規模圃場として整地、圃場1haあたり4.2tの収穫量となり、昨年同圃場で収穫した1haあたり3.6tに対し、約20%上回る結果となった。
11月4日に茨城大学阿見キャンパスにて、地域において食の支援を必要とする人々や学生へ収穫米を寄贈する贈呈式を開催し、茨城県内の子ども食堂などの各種団体などを通じて提供した。
乾田直播水稲栽培は、水田にイネの苗を植えるのではなく、イネの種子を直接土に播くことで稲作の労力とコストを削減させ、休耕地活用の促進や地域農業の持続可能性につながることが期待されている。
同社の農業用ブルドーザーは、最新のデジタル技術を駆使することによる高精度な均平作業と、後部に装着した農業用アタッチメントによる耕起作業や種まき作業が可能。
昨年度より継続し、水田の均平精度を高め、給排水を低減した環境配慮型の新たな灌漑システムである額縁明渠法の実証を進めた。
この額縁明渠給水法により、大規模圃場にもかかわらず明渠への給水箇所が1カ所で済むため、水管理が容易になっただけでなく、ポンプに関わる電力は従来の節電型の水田と比較して約70%もの節電効果を得ている。電力削減することにより、CO2削減にも寄与している。
共同研究では茨城県稲敷市内の5.6haの土地を大規模圃場として整地、圃場1haあたり4.2tの収穫量となり、昨年同圃場で収穫した1haあたり3.6tに対し、約20%上回る結果となった。
11月4日に茨城大学阿見キャンパスにて、地域において食の支援を必要とする人々や学生へ収穫米を寄贈する贈呈式を開催し、茨城県内の子ども食堂などの各種団体などを通じて提供した。
乾田直播水稲栽培は、水田にイネの苗を植えるのではなく、イネの種子を直接土に播くことで稲作の労力とコストを削減させ、休耕地活用の促進や地域農業の持続可能性につながることが期待されている。
同社の農業用ブルドーザーは、最新のデジタル技術を駆使することによる高精度な均平作業と、後部に装着した農業用アタッチメントによる耕起作業や種まき作業が可能。
昨年度より継続し、水田の均平精度を高め、給排水を低減した環境配慮型の新たな灌漑システムである額縁明渠法の実証を進めた。
この額縁明渠給水法により、大規模圃場にもかかわらず明渠への給水箇所が1カ所で済むため、水管理が容易になっただけでなく、ポンプに関わる電力は従来の節電型の水田と比較して約70%もの節電効果を得ている。電力削減することにより、CO2削減にも寄与している。