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普及活動高度化へ 研究大会で取組を共有

普及活動高度化へ 研究大会で取組を共有
全国農業改良普及職員協議会(鈴木康義会長)、全国農業改良普及支援協会(岩元明久会長)は11月16日、第10回農業普及活動高度化全国研究大会を東京都中央区のAP東京八重洲及びYouTubeによる配信で開催した。今大会のテーマは「普及が挑む!イノベーション、共に創ろう未来の農業」。全国から8つの事例について発表があり、当日の審査委員会で最優秀賞には岡山県の髙橋知佐氏の「需要にマッチした高品質ぶどうの安定生産による産地力強化」が選ばれた。

 農業普及活動高度化全国研究大会は、「みどり戦略」の実現にあたっては、現場において直接農業者と接しながら地域の課題解決に取り組む普及指導活動への期待が高まっている。こうしたことから、同大会ではリモート手法も含めた創意工夫・効果的改善・独創性に富む全国の活動を共有し、情報発信すること目的に開催された。会場、YouTube視聴合わせて約180人が参加した。
 当日は、鈴木会長が主催者として挨拶。その後、野中農林水産副大臣、普及事業推進議員懇談会会長代理の衆議院議員・宮下一郎氏が来賓として挨拶。野中副大臣は「肥料価格の高騰を踏まえた化学肥料の使用量の減少、 みどりの食料システム戦略を踏まえた有機農業の拡大、環境負荷低減の取り組み、 スマート農業の技術の現場実装のほか、農産物輸出の取り組みなど、普及指導員に求められる課題は、拡大している。政府としては、これらの課題等に対応するため、総合経済対策を策定したところ。これらの推進にあたっては、農業、生産技術に関して高い見識を持ち、また地域と 密接な関係を持って活動している普及指導員の活躍に大いに期待を寄せている。今後も、普及指導員と、我々農水省が一丸となって、農業・農村の発展のために力を尽くしていきたい」と述べた。また、宮下議員は「現在、普及職員の減少や、急速な世代交代など厳しい環境下にある。しかし、一人一人の士気高揚と自己啓発こそが農業者や関係機関と、皆様との信頼感を醸成する大切なものと考える。普及事業推進議員懇談会としては、普及事業のさらなる発展と強化に向けて強力に支援していく」と激励した。
 事例発表では全国の8つの事例が発表された。このうち、岡山県の髙橋知佐氏の「需要にマッチした高品質ぶどうの安定生産による産地力強化」が最優秀賞・農林水産大臣賞を受賞、また、高知県の戸梶加奈子氏の「キュウリの生産対策の強化による産地振興~生産量1万tを達成し続けるために~」と福岡県の酒井泰良氏の「新品種とICTの導入でナス老舗産地を再生!~普及活動が農家のイノベーションを生み出す~」が優秀賞・農林水産省農産局長賞に選ばれた。そのほか5件については優秀賞・主催者会長賞が贈られた。
 また、当日は民間企業と普及指導員との情報交換の場として「かけはしの場」を設置、各社が新技術や新製品の展示を行った。
 今回展示したメーカーは次の通り。
 ▽日本農薬=レイミーのAI病害虫雑草診断▽東罐興産=環境対策製品の提案「バリアスターV」「ふくら~夢」▽東都興業=「自動換気の8段変温機能を利用した低コスト環境制御装置による増収技術」と「スマート農業対応型自動巻上換気装置の活用」▽セラク=スマート農業支援サービス「みどりクラウド」▽farmo=月額無料・配線不要・低価格・シンプルで簡単なモニタリングシステム▽トヨタネ=夏でも涼しい!肥料削減!最適環境をハウス丸ごと提案!▽パナソニックライティングデバイス=いちごの病害虫抑制に適したパナソニック紫外線UV―B電球形蛍光灯の提案▽丸山製作所=ハイクリブームオートステアリング仕様でできる効率的な防除作業、ポンプメーカーだからできるウルトラファインバブル活用方法▽クボタ=クボタスマート農業▽日本石灰窒素工業会=国産石灰窒素の腐熟促進効果など。

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