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田の価格は65万7000円 山林素地は31年ぶり上昇

田の価格は65万7000円 山林素地は31年ぶり上昇
日本不動産研究所はこのほど、第110回「田畑価格及び賃借料調」(2022年3月末現在)及び第81回「山林素地及び山元立木価格調」(2022年3月末現在)をまとめた。
 田畑価格及び賃借料調によると、全国平均の普通品等10aあたりの田の価格は対前年比2・4%低下し65万7707円、畑は同1・4%低下し41万2987円となった。変動率をみると、下落幅は田で0・2ポイント拡大した一方、畑は変わらなかった。賃借料は田が同2・2%低下の8438円、畑が同0・9%低下の4927円。
 変動率では田は下落幅が0・4ポイント拡大、畑は変わらなかった。日本不動産研究所によると、2年連続の大きな米価下落の影響だとしている。
 一方、山林素地及び山元立木価格調では、山林素地価格は用材林地が前年並みの4万1082円、薪炭林地が同0・1%上昇し2万8553円。変動率では、用材林地、薪炭林地とも下落から上昇となった。上昇に転じるのは31年ぶり。また、全国平均の利用材積1㎥あたり山元立木価格は杉が同56・1%上昇の4994円、桧が同51・9%上昇の1万840円、松が同37・2%上昇の2729円といずれも大幅に増加する結果となった。これらの結果はウッドショック等の影響が大きかったとみられる。なお、北海道については都府県と林相が異なるため、全国平均には含めず別途集計しており、山林素地価格のうち、用材林地は同0・9%上昇し1万424円、山元立木価格は松が同18・6%上昇し4933円、薪炭材が同0・5%下落し1796円となっている。

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