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収穫作業を効率良く 小梅収穫枝つかみアタッチ ショーシン

「アーモンドの収穫作業にいいんじゃないか?」などと、9月1~3日まで山形ビッグウイングで行われた「第97回山形農業まつり農機ショー」会場で実機を見ながら来場者が話し込んでいた商品があった。その商品の名は「小梅収穫枝つかみアタッチメント」。スピードスプレヤーのショーシン=山岸由子代表取締役会長兼社長、長野県須坂市小河原2156=が今年発売を開始した刈払機に装着して使用する製品だ。
 群馬県の小梅農家からの依頼で開発したもの。小梅の収穫は手作業で行われていたが、大規模なほ場ではネットを木の下に敷き、枝に振動機という機械を当てて収穫していた。だが、少し前に振動機の生産が中止。そこで同社が手掛けることになった。
 使い方は、市販の刈払機のヘッド部分に装着し、実がなった枝に引っ掛けるなどしてからエンジンを始動。アクセルを吹かせることで生じる振動を伝えて実を落とす仕組み。高速振動(最大振動は60回/秒、振動幅40㎜)によって、一度に大量の実を収穫できる。本体重量が約1.1㎏と軽量なので使用時に負担を感じることはないほど。小梅収穫以外の作物にも使えそうだ。
 山形県では天童市や朝日町などで県をあげてアーモンドの生産に力を入れていることから生産量を伸ばしている。今回実機を展示した山形農業まつり農機ショーでは収穫作業の様子も動画で上映。あっという間に振り落とす様子を見た生産者が手間のかかる収穫作業に使えるのでは、と注目を集めていた。
【小梅収穫枝つかみアタッチメントの主な仕様】▽型式=SPS―4060▽寸法=L312(伸長時352)㎜・W100㎜・H57㎜▽重量=約1.1㎏▽把持枝=最大40㎜▽適合刈払機=Φ7、7歯スプラインパイプ径Φ25。

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