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「葉物残渣」分解器 廃棄費や運搬手間抑える みのる産業

みのる産業=生本尚久社長、岡山県赤磐市下市447=は、ほ場やハウスで発生する葉物の残渣を微生物で分解し、減量・減容する「ベジポスト」を7月20~22日に東京ビッグサイトで開催された「施設園芸・植物工場展」に出展。日々発生する大量の葉物残渣の廃棄費用や運搬の手間を抑えられるとして、注目を集めた。
 ベジポストは幅1.5m×奥行0・75m×高さ1.5m。今年6月に発売した。分解液の水分が下に抜けるため、地面に深さ40㎝以上の穴を掘って設置する。1基あたりの容量は約1700ℓ。有機物(残渣)の分解を促進する「みのる分解菌」を残渣と交互に投入しておくと、残渣の荷重で水分が出て、減容する仕組み。
 大量の葉物残渣に悩む農家は多い。ベジポストは作業場の近辺に設置でき、圃場から出た残渣を同器に投入するだけ。あふれ返ることなく残渣のかさが減る。みのる分解菌は臭いを抑制する作用もあり、野積みにより発生する臭い対策にもなる。葉物専用で、主茎や果実は投入できない。同社によると、減容の度合は環境によって異なるが、気温が高い方が進みやすいという。
 単体設置用の「CP―170」はメーカー希望小売価格19万2500円。作付面積に応じて複数台を連結して設置することもでき、連結設置専用の「CP―170B」は同15万4000円。みのる分解菌は1袋10ℓで1650円。

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