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中古農機具の展示即売会 ほぼ全員が購入 マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズ=小林泰士社長、東京都中央区京橋=は、中古農機具需要の高まりを受け、先月にも行った法人向けの中古農機具専門の展示即売会を茨城県結城市にある北関東リユースセンターで開催。38名が会場へ足を運んだ。
 急激に進む円安により、農機具の原材料高騰や、物流費用の価格上昇が起き、メーカーが販売する農機具の定価が高くなっており、中古農機具の需要が高まっている。こうした経緯もあり同社は、法人販売店から「中古農機具の仕入れが難しくなってきた」という声が多くなったことを受け、展示即売会を開催するに至ったという。広報担当者は「前回鳥取で行った展示会では沖縄からなど遠方から来る人も多く、来場者のほとんどが購入に至った」と話した。
 展示する中古農機具は、トラクタでは小さいものは15馬力。大きいもので95馬力。価格も30万円前後から300万円以上まで幅広い価格帯のものを取り揃え、展示車両数は約100台。年式は約20年前のものから現行モデルまで様々だ。また、エントリー層に人気の20馬力前後の国産農機具も多数用意した。同社は展示会を通じ、普段直接顧客と接していないメンバーも販売に携わり、顧客の顔、反応を見ながら話をすることで、サービスの向上につながる気づきや、ニーズの把握などたくさんの情報を得る目的。また、今後も中古農機具の需要は高まっていくと予測。オークションや展示会などさまざまな取り組みを実施し、中古農機具のビジネスを通じて、農業の更なる活性化や促進を図りながら、持続可能な社会形成を目指す考え。
 小型農機具を早速購入した長野県から来た法人の担当者は「小型の需要が県内であるが、新品は高い。中古を欲しがる人は多いが県内ではなかなか物が無いため遠征に来た。ネットでも買えるがお客様に売るものなので、実機を見て確認を行い、これなら大丈夫と言えるものじゃないと提供できない。値段も手ごろなのが良いが、見た目の綺麗さも大切。購入した機種は、12年ぐらい前の中古だと思うが、それにしては使用時間が少なく保存状態も良かったので購入した」と話した。

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