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MAM、松江堀川の藻刈りボランティア 改良藻刈り船実証 菱農エンジニアリング性能の向上を確認

三菱マヒンドラ農機=齋藤徹社長、島根県松江市、以下、MAM=の連結子会社である菱農エンジニアリング(島根県松江市)は、地元の貴重な観光資源である国宝松江城周辺の環境整備と「藻刈り船」の製品性能向上の実証試験を兼ねて、松江市塩見縄手の堀川で水草の除去作業を実施した。松江堀川では、堀川観光船運航トラブルや景観の悪化、生態系への影響などを防ぐため、毎年定期的に水草の除去作業が行われている。菱農エンジニアリングではこの作業の効率化のため、実績のある農業機械(コンバイン)の技術を応用し、2015年「まつえ製品開発支援事業」において川や堀に繁茂する水草や藻をスムーズに刈取り回収するコンパクトな「藻刈り船」を開発。以降全国へ向け販売してきた。7月14・15の2日間にわたり、松江塩見縄手周辺において、水草の繁殖による環境整備及び、改良した「藻刈り船」の性能向上を確認するための実証実験を兼ねて、水草の除去作業を行った。14日にはMAMの齋藤社長も駆けつけ、この実証に立ち会った。
 当日は予定通り朝9時から藻刈り作業を開始。改良された藻刈り船には、運転者1名と刈り取った藻を拾い上げていく補助者2名が乗船し、松江堀川に繁茂し、観光船運航の妨げとなっているのみならず、悪臭の面でも非常に困りものだった藻を見事に除去していった。2日間で約10tの藻の処理を行う予定としていた。
 齋藤社長は「今後も藻刈り船の刈取性能を向上させ、全国で同様にお悩みの自治体などを中心にお役に立てればと思っております」と述べた。
 同社の藻刈り船は人力に比べ10倍以上の効率で刈り取ることができ、大幅な作業の効率化が可能だ。また、国内最小の船体(全体寸法で、全長7080×全幅2220×全高1800㎜)で機動性を持ち、堀川の低い橋の下も通り抜けることができる。刈深さは最大1m。水草の絡みつきを防ぐ縦刃、水切りの良い搬送メッシュベルトによって水草や藻を逃さず刈取り、1時間当たり1200㎡の刈取り能力を発揮する。最大積載量300㎏。販売のほか受託も行っている。
 ※参考:現行の小型水草・藻刈り船WW―1400VEの主要諸元は次の通り。
【WW―1400VEの主要諸元】▽船体寸法(全長×全幅×全高)=6350×2140×1800㎜▽全体寸法(同)=7080×2220×1800㎜▽喫水=400㎜▽橋梁通過可能高さ=1220㎜▽質量=1200㎏▽最大搭載人員=3名▽船外機=ヤマハ船外F25G(型式:4ストローク・SOHC直列2気筒4バルブ、定格出力:25‌PS、始動方式:電動スターター、使用燃料:無鉛レギュラーガソリン、燃料タンク:24ℓ、DC出力:12V16A)▽刈取り深さ=0~1000㎜。

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