【農業機械の安全性検査】合格証票の表示が義務化へ|補助金申請にも影響
農業機械の安全性向上を目的に、農業機械公正取引協議会(冨安司郎会長)は、「安全性検査合格証票」の表示に関する表示規約施行規則の改正案を公正取引委員会および消費者庁長官に提出し、2025年6月27日に承認を受け、同日施行された。
これにより、農業機械のカタログやパンフレットなどにおける合格証票の表示が義務化された。今後は、農機販売時に安全性検査の合格状況を明示することが求められ、購入者や利用者が安全性を確認しやすくなる環境が整備されたことになる。
さらに、国の補助金や助成制度を活用して農業機械を導入する場合、安全性検査に合格していることが要件となっており、合格証票の重要性はますます高まっている。農業者にとっても、補助金申請時に必要な条件として、この合格証票の有無が大きな影響を及ぼす。
今回の規則変更は、農業機械の安全性確保と適正な市場流通を促進するための重要なステップであり、製造業者・販売事業者・農業従事者すべてにとって対応が急務である。