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1戸当り乳用牛103頭 肉用牛も65頭に増加 令和4年畜産統計

農水省は令和4年2月1日現在の畜産統計を発表した。それによると、乳用牛と肉用牛の全国の飼養戸数が減少する一方で、飼養頭数は増加。また豚と採卵鶏及びブロイラーは飼養戸数・飼養頭数ともに減少傾向にあることがわかった。
 全国の乳用牛の飼養戸数は1万3300戸で前年比500戸(3・6%)減少した。乳用牛の成畜(満2歳以上の牛)飼養頭数規模別でみると「100~199頭」及び「200頭以上」の階層の飼養戸数が増加。飼養頭数は同1万5000頭(1・1%)増加の、137万1000頭。1戸あたりの飼養頭数は103・1頭だった。全国地域別に飼養戸数をみると、増加したのは沖縄でそれ以外の地域は減少した。飼養頭数別では、北海道、関東・東山、及び中国で増加、北陸および四国は前年並みで、その他の地域で減少した。
 肉用牛の飼養戸数は4万400戸で、同1700戸(4・0%)減少、飼養頭数は261万4000頭で同9000頭(0・3%)増加した。1戸あたりの飼養頭数は増加傾向にあり、64・7頭だった。また豚の飼養戸数は3590戸で、同260戸(6・8%)減少、飼養頭数が894万9000頭で同34万1000頭(3・7%)減少、1戸あたりの飼養頭数は2492・8頭だった。
 採卵鶏の全国の飼養戸数は1810戸で同70戸(3・7%)の減少。飼養羽数が1億8266万1000羽、種鶏を除く飼養羽数が1億8009万6000羽とどちらも減少した。成鶏めすの飼養羽数は同340万6000羽(2・4%)減少の1億3729万1000羽だった。つづいてブロイラーの飼養戸数は同60戸(2・8%)減少の2100戸、飼養羽数は1億3923万羽で同0・3%の減少、1戸当たりの飼養羽数は6万6300羽となった。そして出荷戸数は2150戸で、同40戸(1・8%)減少した。

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