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架線集材システム 和歌山県で見学会を開催 ~イワフジ工業~

イワフジ工業=川崎智資社長、岩手県奥州市水沢字桜屋敷西5―1=は昨年12月17日、和歌山県田辺市内の施業現場で林野庁補助事業である先進的林業機械緊急実証・普及事業として中井林業を実施主体に取り組んできた「新たな架線集材システム見学会」を開催。昨年10月から発売開始した遠隔無線操作による油圧集材機と架線式グラップルを組み合わせた架線集材作業システムで実演を行った。
 荷掛けから荷下ろしまでの作業をオペレータ1名による遠隔操作で可能となり、架線系作業における生産性や操作性の大幅な向上を図れることが同システム最大の特長だ。
 油圧集材機「YR―302E」は3ドラム独立HSTシステムを採用し、3架線インターロック同調と独立同時制御を実現。エンドレス最大索速度は約417m/min、リフチング巻き込み最大能力約2.8t。このYR-302Eとの組み合わせで稼働する架線式グラップル「BLG―16R」は無線グラップル操作でスムーズな荷掛、荷降ろしを実現。大容量リチウムイオン電池で駆動し、索動により回生充電(特許出願中)を行うほか、生分解性作動油を使用している。
 現場は、平均斜度35度の急峻なスギ・ヒノキ50~60年生の皆伐現場。関係者約70名が見守る中、システム改良や検証に関する技術の紹介をした後にエンドレスタイラー方式による架線集材で、主索延長337m・横取り距離片側約50mの条件で実施。安全性や生産性、担い手の確保や急峻地伐採などにおいて、利点が多いといった反応を得ていた。

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