農薬の再評価制度 安全性への審査も充実

農薬取締法の一部改正(2018)により「農薬の再評価制度」が始まった。既存の農薬について、最新の科学的知見に基づき安全性等の再評価を順次実施するもので、国内で多く使われているものや許容一日摂取量(ADI)等が低いものから優先して実施される。再評価を受ける農薬有効成分は順次官報に公表されており、2021年度中に資料提出期限となっているのは、グリホサート、ネオニコチノイド系農薬など14有効成分である。2022―3年度の提出期限も公表済で、それぞれ13有効成分、19有効成分である。