農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 国際ドローン展で講演会

国際ドローン展で講演会

国際ドローン展が11月24~26日、東京ビッグサイトで開催され、農業、防災、物流等様々な産業用ドローンが出展した。
 25日には農業セッションが開かれ、東京大学大学院の井上吉雄特任研究員はセンシングによるデータ処理技術を紹介した上で「連続精密可変施肥など、センシングと空中散布をうまく結びつけていくことが重要だ」と強調した。
 東光鉄工の鳥潟與明氏は、果樹の受粉ビジネスの実用化に向けた取り組みを紹介。ドローンによる受粉作業では、生育促進剤を用いることで結実率50%の目標を達成(自然受粉は11・3%)した。また作業時間は15分(樹木66本)で、手作業180分に比べ大幅に削減。樹木の下部もバランスよく結実した。今後、農薬散布用ドローンの改良や受粉溶液の開発、その他栽培方法等、一連の技術支援も含めたビジネスとして展開していくとした。
 NTT e―Drone Technologyの山崎顕代表取締役は、2月に事業を開始しており、ドローンの普及に重要な地域の整備拠点作りを進め、スイスのAuterion社との戦略的提携、ドローンサービス等を展開し、地域全体のスマート化を推進していく、とした。

関連記事

【万博注目】藤本壮介氏が語る「大屋根リング」の設計理念と機能美

【万博注目】藤本壮介氏が語る「大屋根リング」の設計理念と機能美

茨城県ひたちなか市「しんあい農園」— 生分解性マルチシートで効率化と環境配慮を実現

茨城県ひたちなか市「しんあい農園」— 生分解性マルチシートで効率化と環境配慮を実現

【コクゾウムシ対策】米の品質を守る「TOR-ZO(トル・ゾ)」が大人気!効果抜群の捕虫システムとは?

【コクゾウムシ対策】米の品質を守る「TOR-ZO(トル・ゾ)」が大人気!効果抜群の捕虫システムとは?

【第26回全国果樹技術・経営コンクール】受賞者発表!農林水産大臣賞に輝いた果樹農家の革新事例も紹介