農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 持続可能な農業へ 精密農業と新規農薬開発 ~バイエルクロップサイエンス~

持続可能な農業へ 精密農業と新規農薬開発 ~バイエルクロップサイエンス~

持続可能な農業へ 精密農業と新規農薬開発 ~バイエルクロップサイエンス~
バイエルクロップサイエンス(ハーラルト・プリンツ社長)は11月24日、「持続可能な農業を実現するアプローチ」と題してオンライン発表会を開催し、同社の取り組みを紹介した。初めにドイツ・バイエル社クロップサイエンス部門サステナビリティ・ビジネススチュワードシップ責任者のクラウス・クンツ氏が、農業による環境負荷の低減に取り組む方針を示した。具体的には、「作物1㎏あたり排出される温室効果ガスを30%削減」「農薬による環境への影響を30%削減」「1億人の小規模農家が持続可能な農業ソリューションへアクセスできるよう後押し」していくとした。
 続いて、藤村佳樹レギュラトリーサイエンス本部長が「最適な農薬と使用法の開発」及び「デジタル農業」について説明。「より良い収穫を、より少ない資源で」実現することを目指し、新農薬開発により、安全性の高い製品に置き換えるほか、既に登録している農薬について自ら安全性を見直し、より安全な農薬とその使用法を提案するとともに、デジタルを活用した精密農業による処理法・処理時期の最適化、新たな使用法の開発・普及を促進する。
 仁木理人カスタマーマーケティング本部長は、精密農業への取組の進捗状況を説明。ドローンメーカーのXAG社と協働し、ビジネスパートナーを20社に拡大。また、簡便に自動航行・自動走行散布が行えるよう、RTK基地局設置をスタートし、2023年に100基設置に向けて取り組んでいる(現時点31基)。2021年には「R150」を上市した。環境測定と病害虫診断では、2021年1月にハウスの環境モニタリング〝プランテクト〟事業を開始。今後、2022年に水稲用雑草診断アプリを上市し、2023年には雑草診断に基づく最適な防除方法を提案していく。また水稲種子処理剤など高濃度製剤を推進し、処理量の低減や、輸送によるCO2排出削減につなげていくとした。

関連記事

タイショー 畝立同時高速施肥機 うね内2段局所施肥のGRANVISTA

タイショー 畝立同時高速施肥機 うね内2段局所施肥のGRANVISTA

フジイ 油圧駆動の4WD 果樹園向け新型乗用草刈機

フジイ 油圧駆動の4WD 果樹園向け新型乗用草刈機

ブルモアーRC発売 パワフルラジコン草刈機

ブルモアーRC発売 パワフルラジコン草刈機

遠赤外線乾燥機『RCシリーズ』 25~55石の7型式 本年6月発売開始予定

遠赤外線乾燥機『RCシリーズ』 25~55石の7型式 本年6月発売開始予定