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毎月ニュース発行で 共同購入トラクター推進 ~JA全農にいがた~

JA全農にいがたでは、例年夏に開催している「農業機械大展示会サンクスフェア」が新型コロナ感染症予防のため中止となったのを受けて、農業機械を中心としたお役立ち情報を「JA/JA全農にいがた農機GOGOニュース」として5月から発信している。その第3号が発刊された。共同購入トラクター特集のほか、ヤンマー、ヰセキ、三菱各社の低価格トラクター&田植機情報と盛り沢山の内容だ。同時に販促企画として、「実りのサンクスキャンペーン」を告知している。期間は11月1日から12月31日まで。JA全農にいがたでは、中型の共同購入トラクターの受注がここのところ好調だ。昨年10月からの受注開始から丸一年が経過し、累計で受注76台(うち出荷済63台)となり、令和3年度までの計画50台をすでに10台以上も上回っている。
 施設農機部農業機械課の松郷幸治課長によれば、第1弾の大型の共同購入トラクターの時は、告知活動が不十分だったという反省もあり、第2弾の中型トラクターでは周知徹底のために動画CMやチラシ・ポスターを作成。JAの担当者が組合員訪問の際に役立ててもらおうと「農機GOGOニュース」の発行を始めた。
 ニュースには、共同購入トラクターの価格引き下げのヒミツや購入者の声なども掲載。SL33Lは豊富な型式ラインナップから、低コスト農業を応援するための農機の情報も盛り込まれている。
 新潟の園芸振興にも取り組んでいた松郷課長だが、米と園芸の複合経営農家にとって中型トラクターの需要はかなりあるとみている。新潟では、平成22年産米の品質不良・米価下落やその後の葉タバコ廃作から園芸導入が進んだが水稲とは違う土壌条件や労働集約型で機械化一貫体系が進んでいないという面もあり、米の単一経営から複合経営への転換が大きく進んだとはまだ言えない状況にある。こうした中でJAやJA全農にいがたでは、共同選別のための集出荷施設の整備などの取り組みが奏功しつつあり、今回の中型で園芸導入農家のトラクター購入を後押しする狙いもある。

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