水稲の気候変動影響 〝対策なし〟では被害深刻 ~農研機構~

農研機構は7月19日、気候変動による国内の水稲の収量及び外観品質への影響について、これまでの予測以上に深刻となるとの結果を示した。
農研機構では、これまで、「開放系大気CO2増加(FACE)実験」を岩手、茨城で実施。またイネ生育予測シミュレーションを作成し、高温・高CO2の影響を予測した。その結果、収量については、西日本の一部地域では将来、減収となること。また、品質については、品質低下のリスクが増すとしていた。
一方で、知見が集積されるにつれ、高温と高CO2が複合的に収量と外観品質に影響を及ぼすことが明らかに。このため、従来の予測モデルに「高温と高CO2の複合的な相互作用」を考慮した新たなイネ生育収量予測モデル(以下最新モデル)を構築、今回再評価を行った。
農研機構では、これまで、「開放系大気CO2増加(FACE)実験」を岩手、茨城で実施。またイネ生育予測シミュレーションを作成し、高温・高CO2の影響を予測した。その結果、収量については、西日本の一部地域では将来、減収となること。また、品質については、品質低下のリスクが増すとしていた。
一方で、知見が集積されるにつれ、高温と高CO2が複合的に収量と外観品質に影響を及ぼすことが明らかに。このため、従来の予測モデルに「高温と高CO2の複合的な相互作用」を考慮した新たなイネ生育収量予測モデル(以下最新モデル)を構築、今回再評価を行った。