持続性高め「新たな林業」へ 新森林・林業基本計画案 収支のプラス転換 労働環境向上の取組促進
今後10年、20年先のわが国の林業の進むべき方向性を示す森林・林業基本計画。その案が4月に開かれた林政審議会で示された。新計画では、「森林・林業・木材産業によるグリーン成長」として、森林を適正に管理して、林業・木材産業の持続性を高めながら成長発展させることで2050カーボンニュートラルも見据えた豊かな社会経済の実現を目指す。具体的な目標として、令和22年の森林面積2510万haのうち、育成単層林970万ha、育成複層林190万haと設定した。