トビイロウンカの育苗箱施用による防除のポイント 農薬の選定に注意 日本植物防疫協会調査企画部総括主任 舟木勇樹
近年、温暖化の影響で病害虫の発生時期の早期化、発生量の増加、発生地域の拡大がみられる。特に東海以西においてトビイロウンカの発生量が増え、昨年は坪枯れの被害が発生。これに対し農水省も防除マニュアルを作成し注意喚起をした。同マニュアルでは、早期対応で効果の高い箱施用剤の使用を勧めており、今後、同剤の重要性が増々高まることが考えられる。そこで、箱施用剤を中心に効果的なウンカ防除のためのポイントを日本植物防疫協会調査企画部の舟木勇樹氏に聞いた。