農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 大森茂氏受章祝賀会 業界が自分事として称えた

大森茂氏受章祝賀会 業界が自分事として称えた

大森茂氏受章祝賀会 業界が自分事として称えた
昨年秋の叙勲で、全国農薬協同組合(以下、全農薬)理事長、岡山農薬卸商組合理事長、山陽薬品取締役会長、元全国農薬安全指導者協議会会長の大森茂氏が旭日小綬章を受章した。11月20日、都内で受章を祝う会(発起人代表:栗原秀樹氏)が開催され、業界から100名余りが参加した。
 大森氏は昭和28年3月7日生れ。50年慶応義塾大学工学部管理工学科卒業後、三共(現・第一三共)入社。医薬品製造部門でGMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)導入に携わった。57年10月山陽薬品入社。〝平成5年の米騒動〟の年に山陽薬品の代表取締役社長に就任、平成27年代表取締役会長。30年からは第8代全国農薬協同組合理事長(初代理事長、大森主氏は大森茂氏の父)として農薬の適正な普及に力を注いできた。
 来賓祝辞で小澤敏・クロップライフジャパン会長は「農薬の安定供給と適正使用の推進を通じ植物防疫事業の推進に多大な貢献をし、国産農産物の安定供給と品質向上に寄与されたことが今回の受章となったと確信している。我々にとっても非常な栄誉」などと述べた。
 また、全農薬役員としても大森氏と共に活動してきた石黒功・イノチオHD会長は「全農薬は大森茂氏の父上が創設、農薬の安全使用、製品の普及販売、不動産事業の事業を3本柱に活動してきた。全農薬ビルは、大森氏の先代が残してくれた財産だが、近年老朽化が課題となっていた。大森氏の代でこの建替えのあるべき姿をまとめて頂いた。また全農薬の年金基金が窮地に立った時も、大森氏の人脈で資金運用のプロを招き救って頂いた」と今回の受章とは別の側面の貢献も披露し、長年の労を労った。
 大森氏は挨拶で、来し方、知己との縁を振り返り、今回の栄誉も周りの方々のお陰と改めて感謝の意を表した。

関連記事

ナガエツルノゲイトウの効果的な除草技術:農研機構、千葉県農林総合研究センター、神奈川県農業技術センターの共同研究

ナガエツルノゲイトウの効果的な除草技術:農研機構、千葉県農林総合研究センター、神奈川県農業技術センターの共同研究

日本農薬 第2四半期業績説明 新規製品開発とAI拡充

日本農薬 第2四半期業績説明 新規製品開発とAI拡充

バイエル GHG排出量3割減 テーラーメイド防除加速へ

バイエル GHG排出量3割減 テーラーメイド防除加速へ

6月末農薬出荷 金額2.2%減3077億円、 数量は5%減14万t