チルトローテーターを林業に 林道補修時間を圧縮 オイルクイックで効率向上 フォレストテクニック
フォレストテクニック=吉良達社長、静岡県浜松市浜名区中瀬7559―1=は、2026わかやま林業機械展示会で、運転席から数秒でアタッチメント交換ができる全自動クイックカプラー「オイルクイック」に、「チルトローテーター」を組み合わせたシステムを実演する。最近の豪雨による林道損傷が相次ぐ中、「重機ポジションを頻繁に移動させずバケット角度を変えるだけで作業道に横断勾配がつけられる」と作業効率がガラリと変わった実体験をもとに自信を持って提案する。
近年、土木現場を中心にチルトローテーターへの注目が急速に高まっているのに対し、元々グラップルなどの回転機構になじみのある林業界においては、〝アタッチメントが回転する事は特段目新しい機構ではない〞と新奇性を感じにくい側面があった。しかし、360度の連続回転に加え「左右45度のチルト(傾斜)」が組み合わさることで、林業現場に於いても可能性は大きく広がる。特に豪雨や台風後の森林作業道・林道の補修や狭小現場での作業で真価を発揮するとして、その有効性に早期から注目したのが同社だ。
「従来のバケット作業は施工対象面に重機を正対させる必要があり、機械を何度も前後・旋回移動させていた。これに対し、チルトローテーターは人間の手首のように自在な角度で操作でき、重機本体を据え置いたまま斜めや曲線的な動きで排水勾配の形成や路面の精密な整形ができる」と吉良社長は語る。森林作業道において水を制することは極めて重要であり、吉良社長はチルトローテーターを使うことで得られるメリットを次のように挙げた。
①安全性向上=狭い林内や視界の悪い現場で上部旋回体を動かす必要が少ないので、巻き込みリスクを削減。
②コスト削減=移動や旋回動作の減少により燃費を抑え、機械的消耗も軽減。
③作業時間の短縮・省力化=1カ所からの施工範囲が広がり少人数施工や効率化につなげることができる。特に作業路の補修では時間感覚としておよそ1/3程度に圧縮が出来ている。
実際に現場で伺うと、重機本体を移動せずにブーム・アーム部の操作だけで狭小地にも関わらず制約なく施工できることを実演。オペレータの川上さんは「森林作業道の施工では排水のための傾斜(カント)づくりが不可欠。従来の固定バケットでは、少しずつ斜めに削りながら均して下がる、というような職人技的操作が必要だったが、チルト機能があれば1回角度を決めてしまえばスッと引くだけで正確な傾斜が作れる。立ち位置を変えずに、手元の操作だけで条件に合わせた仕上げができるのが良い」と利便性を強調。法面の整形も「真横に正対しなくても、斜めの向きのままチルトだけさせ、ポンポンポンと下から転圧しながら整形できる。重機の無駄な動作を最小限に作業が完了できるので作業がはかどる」と感想を述べた。
オイルクイック仕様にしたことで、ブレーカーや幅広バケットなどの付け替えも降車することなくワンタッチで交換できる利点もあげ、「もうコレなしでは作業できない」と身体的・心理的な負担軽減を実感していた。
吉良社長も「アタッチメントの掴み部分を気軽に外してバケットに交換できる、真の意味での多機能グラップルとして幅広く使える。スウェーデンのように『小規模の現場でも大きい機械を投入して生産性を高める』発想も、小回りが利く本システムならではの重機構成で実現できる」と話す。気候変動の影響は今後もますます進むことが予想されるだけに、ぜひ会場で直接導入効果を聞いて欲しい。
近年、土木現場を中心にチルトローテーターへの注目が急速に高まっているのに対し、元々グラップルなどの回転機構になじみのある林業界においては、〝アタッチメントが回転する事は特段目新しい機構ではない〞と新奇性を感じにくい側面があった。しかし、360度の連続回転に加え「左右45度のチルト(傾斜)」が組み合わさることで、林業現場に於いても可能性は大きく広がる。特に豪雨や台風後の森林作業道・林道の補修や狭小現場での作業で真価を発揮するとして、その有効性に早期から注目したのが同社だ。
「従来のバケット作業は施工対象面に重機を正対させる必要があり、機械を何度も前後・旋回移動させていた。これに対し、チルトローテーターは人間の手首のように自在な角度で操作でき、重機本体を据え置いたまま斜めや曲線的な動きで排水勾配の形成や路面の精密な整形ができる」と吉良社長は語る。森林作業道において水を制することは極めて重要であり、吉良社長はチルトローテーターを使うことで得られるメリットを次のように挙げた。
①安全性向上=狭い林内や視界の悪い現場で上部旋回体を動かす必要が少ないので、巻き込みリスクを削減。
②コスト削減=移動や旋回動作の減少により燃費を抑え、機械的消耗も軽減。
③作業時間の短縮・省力化=1カ所からの施工範囲が広がり少人数施工や効率化につなげることができる。特に作業路の補修では時間感覚としておよそ1/3程度に圧縮が出来ている。
実際に現場で伺うと、重機本体を移動せずにブーム・アーム部の操作だけで狭小地にも関わらず制約なく施工できることを実演。オペレータの川上さんは「森林作業道の施工では排水のための傾斜(カント)づくりが不可欠。従来の固定バケットでは、少しずつ斜めに削りながら均して下がる、というような職人技的操作が必要だったが、チルト機能があれば1回角度を決めてしまえばスッと引くだけで正確な傾斜が作れる。立ち位置を変えずに、手元の操作だけで条件に合わせた仕上げができるのが良い」と利便性を強調。法面の整形も「真横に正対しなくても、斜めの向きのままチルトだけさせ、ポンポンポンと下から転圧しながら整形できる。重機の無駄な動作を最小限に作業が完了できるので作業がはかどる」と感想を述べた。
オイルクイック仕様にしたことで、ブレーカーや幅広バケットなどの付け替えも降車することなくワンタッチで交換できる利点もあげ、「もうコレなしでは作業できない」と身体的・心理的な負担軽減を実感していた。
吉良社長も「アタッチメントの掴み部分を気軽に外してバケットに交換できる、真の意味での多機能グラップルとして幅広く使える。スウェーデンのように『小規模の現場でも大きい機械を投入して生産性を高める』発想も、小回りが利く本システムならではの重機構成で実現できる」と話す。気候変動の影響は今後もますます進むことが予想されるだけに、ぜひ会場で直接導入効果を聞いて欲しい。





