9年度予算16億円 高温や干ばつでの減収等防ぐ 新たな栽培体系開発へ
農水省では、新たに、高温・干ばつによる畑作物の減収・品質低下を抑える栽培体系、気候変動等のリスクに対応した果樹の結実安定技術、近年発生が拡大・激化している病害虫等に対応した省力的な防除技術、などの開発を進める。先ごろ公表された令和9年度予算概算要求で計上した「戦略的農林水産研究推進事業」16億4900万円で取組む。同事業は令和8年度は9億1200万円を計上しており、令和7年度補正予算4億2000万円を合わせても増額要求している。
戦略的農林水産研究推進事業では、研究開発と成果の社会実装に向けた環境整備の2点を行うこととしている。このうち研究開発については、15億5900万円を計上。①食料安全保障強化研究②輸出拡大研究③革新的技術創出研究④環境負荷低減対策研究――の4つの視点から様々な研究を進める。
複数の研究が予定されているが、今回新規としてスタートするのが①の食料安全保障強化研究のうち、「高温・干ばつによる畑作物の減収・品質低下を抑える栽培体系の開発」(要求額7000万円)だ。具体的には、作期の大幅な移動や栽植様式の再検証を行い進行する気候変動に対応した新たな栽培体系を開発。更に肥料や堆肥利用等のほ場資材の活用と適切な排水管理等を組み合わせた栽培体系や種ばれいしょの温度管理による高温・干ばつ被害の緩和技術の開発。更にはかんがい施設が整備されているほ場向けに適期適量灌水による高温・干ばつ被害の緩和技術開発を進めることとしている。
また、「気候変動等のリスクに対応した果樹の結実安定技術の開発」(要求額8000万円)では、うめ・おうとうについて、気候変動に対応した訪花昆虫の活動安定化技術や結実しやすい樹体管理技術の開発と優良系統の選抜を進める。また、日本なしでは、「新品種ゆつみ」の省力栽培技術や摘花剤を活用した摘果の省力技術の開発を推進。ぶどうについては、「シャインマスカット」の無核化処理における処理時期や薬剤の濃度、処理回数の最適化などを進めるとともに、シャインマスカット以外にも無核化処理技術の適用拡大を進める。
「近年急速に発生が拡大・激化している病害虫等に対応した省力的な防除技術の開発」(要求額1億円)では、予測技術とまん延防止技術の2つを開発する。前者は気候変動により発生時期の早期・長期化している病害虫の3カ月先の発生予測技術(精緻・高精度な発生予測システム)や侵略的外来雑草の侵入・定着リスク評価技術の開発を行う。一方、後者は、特定外来生物(クビアカツヤカミキリ等)の省力的・持続的な防除技術等や発生の長期化等に対応した病害虫防除技術(ヨトウ類等)、予測技術と連携したドローン等のICT・AI等を活用した省力化防除技術(べと病等)を開発する。
このほか、新規研究課題としては、「資材価格高騰に対応するための低コスト・安定生産可能な栽培体系の確立」など合計12件がラインナップされている。
戦略的農林水産研究推進事業では、研究開発と成果の社会実装に向けた環境整備の2点を行うこととしている。このうち研究開発については、15億5900万円を計上。①食料安全保障強化研究②輸出拡大研究③革新的技術創出研究④環境負荷低減対策研究――の4つの視点から様々な研究を進める。
複数の研究が予定されているが、今回新規としてスタートするのが①の食料安全保障強化研究のうち、「高温・干ばつによる畑作物の減収・品質低下を抑える栽培体系の開発」(要求額7000万円)だ。具体的には、作期の大幅な移動や栽植様式の再検証を行い進行する気候変動に対応した新たな栽培体系を開発。更に肥料や堆肥利用等のほ場資材の活用と適切な排水管理等を組み合わせた栽培体系や種ばれいしょの温度管理による高温・干ばつ被害の緩和技術の開発。更にはかんがい施設が整備されているほ場向けに適期適量灌水による高温・干ばつ被害の緩和技術開発を進めることとしている。
また、「気候変動等のリスクに対応した果樹の結実安定技術の開発」(要求額8000万円)では、うめ・おうとうについて、気候変動に対応した訪花昆虫の活動安定化技術や結実しやすい樹体管理技術の開発と優良系統の選抜を進める。また、日本なしでは、「新品種ゆつみ」の省力栽培技術や摘花剤を活用した摘果の省力技術の開発を推進。ぶどうについては、「シャインマスカット」の無核化処理における処理時期や薬剤の濃度、処理回数の最適化などを進めるとともに、シャインマスカット以外にも無核化処理技術の適用拡大を進める。
「近年急速に発生が拡大・激化している病害虫等に対応した省力的な防除技術の開発」(要求額1億円)では、予測技術とまん延防止技術の2つを開発する。前者は気候変動により発生時期の早期・長期化している病害虫の3カ月先の発生予測技術(精緻・高精度な発生予測システム)や侵略的外来雑草の侵入・定着リスク評価技術の開発を行う。一方、後者は、特定外来生物(クビアカツヤカミキリ等)の省力的・持続的な防除技術等や発生の長期化等に対応した病害虫防除技術(ヨトウ類等)、予測技術と連携したドローン等のICT・AI等を活用した省力化防除技術(べと病等)を開発する。
このほか、新規研究課題としては、「資材価格高騰に対応するための低コスト・安定生産可能な栽培体系の確立」など合計12件がラインナップされている。





