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【高温対策向けバイオスティミュラント】「なつつよし」高温耐性が向上 HSP遺伝子発現促す クミアイ化学工業

【高温対策向けバイオスティミュラント】「なつつよし」高温耐性が向上 HSP遺伝子発現促す クミアイ化学工業
クミアイ化学工業の「なつつよし」は、植物体内のHSP(ヒートショックプロテイン)遺伝子の発現を促し、高温ストレス耐性の向上が期待されるバイオスティミュラント資材である。
 ムラサキの根から抽出した植物由来成分を主成分としている。HSPは高温ストレスで損傷した細胞の修復をするなど、高温条件下での細胞機能の安定維持に関わる。高温によるストレスが生じる前の段階で「なつつよし」を散布することでHSP遺伝子の発現が促され、プライミング効果によってその後の高温条件下で速やかにHSPが産生され、より早く強く、耐性が発揮されることが期待できる。
 効果については、公的研究機関で有効事例が確認されている。新潟大学では水稲を対象に、高温条件下での光合成速度の維持や白未熟粒の低減を確認している。静岡大学のトマトでの試験では、夏季高温下で正常花粉の増加や収量向上が報告された。
 推奨する使用方法は、水稲では播種時や育苗期の潅注処理や、育苗期から出穂期までに茎葉散布する。果菜類では育苗期に1回、定植後は1~2カ月に1回程度散布。また、いくつかの農薬では混用可能であることが確認されている。
 HSP遺伝子は植物に普遍的に存在していることから、水稲や果菜類に限らず、さまざまな作物への応用が期待される。例えば、メーカー試験では葉わさびでも高温条件下で無処理区に比べ生育向上が確認されており(写真)、担当者は「他作物でも知見を重ね、高温などに悩む現場に貢献したい」と話す。
 なお、本剤はバイオスティミュラントであり、その特性を正しく理解し、使用方法や環境条件によっては必ずしも効果が得られない場合がある資材であることを認識した上で活用することが重要だ。条件や作物に応じた適切な使い方によって、栽培現場の課題解決に貢献する可能性を備えている。

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