農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > トヨタ自動車、農業WEEKでスマート土づくり技術を紹介|土壌センサーによるリアルタイム分析で施肥最適化

トヨタ自動車、農業WEEKでスマート土づくり技術を紹介|土壌センサーによるリアルタイム分析で施肥最適化

トヨタ自動車は農業WEEKにおいて、トラクターに装着できる土壌センサーを活用したスマートな土づくり技術を紹介した。作業機にセンサーを取り付けてトラクターで圃場を走行するだけで、圃場全体の土壌状態を網羅的に測定できる点が特徴だ。測定項目は化学性や物理性など21項目に及び、pH、CEC(陽イオン交換容量)、腐植含量、水分率、粒形組成、窒素やリン酸、カリウムなど、作物の生育に関わる重要な成分をリアルタイムで把握できる。
 取得した土壌データは施肥マップと連動し、どの場所にどんな肥料が必要かを可視化できるため、ムダな施肥を減らし、肥料コストの削減と環境負荷の低減につながることが期待されている。また、従来は土壌分析に時間がかかり適正な土づくりが困難であったことから、土壌の成分データをリアルタイムに取得し利用できることも大きな特徴だ。
 この技術は、「戦略的スマート農業技術の開発・改良事業」として採択されている。現場実証では、可変施肥機とのデータ連携や施肥効果の検証も進められており、水稲、麦、大豆の収量の安定化や向上に貢献する技術として注目されている。

関連記事

山本製作所、新型荷受ホッパ「BHL-8(D)シリーズ」を発表|穀物搬送の効率化と多用途対応を実現

山本製作所、新型荷受ホッパ「BHL-8(D)シリーズ」を発表|穀物搬送の効率化と多用途対応を実現

日本伐木チャンピオンシップ(JLC)鳥取大会にて、ECHO CS7330Pが注目のチェンソーとして活躍

日本伐木チャンピオンシップ(JLC)鳥取大会にて、ECHO CS7330Pが注目のチェンソーとして活躍

クボタ、「EARTH MART DAY」で農業機械を展示|大阪・関西万博で食と農業の未来を発信

クボタ、「EARTH MART DAY」で農業機械を展示|大阪・関西万博で食と農業の未来を発信

第148回秋田県種苗交換会が湯沢市で開催|農業機械化ショーも同時開催

第148回秋田県種苗交換会が湯沢市で開催|農業機械化ショーも同時開催