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やまびこジャパン、果樹園向け電動高所作業機「KCEB250/R」を新発売|静音・低振動・ゼロ排出で作業環境を革新

やまびこジャパン、果樹園向け電動高所作業機「KCEB250/R」を新発売|静音・低振動・ゼロ排出で作業環境を革新
やまびこジャパン=水嶋伸介社長、東京都青梅市末広町1―7―2=は、共立高所作業機で初となる電動モデル「KCEB250/R」を新発売した。同機は低振動・低騒音・排出ガスゼロといった特長によりクリーンで快適な作業環境を実現。特に都市近郊の果樹園では難しかった早朝や夕暮れ時でも作業が可能となるなど果樹園作業に新たな選択肢を提示する。  日本の農業、特に果樹栽培において高所での作業は課題の一つ。剪定や摘果、収穫といった作業は重労働であり、不安定な脚立での作業は危険と隣り合わせで効率面でも改善が求められていた。こうした現場の要望に対して、やまびこジャパンは共立ブランドから様々な高所作業機を販売。そして今回、待望の電動モデル「KCEB250/R」を発売した。この新モデルは従来のエンジンモデルが抱えていた振動・騒音・排出ガスを克服して、クリーンで安全な作業環境を実現するだけでなく、次の特長を有している。
【モーター駆動によるスムーズな操作】モーター駆動のため、走行・ブーム作動をスムーズに行い、静かで軽快な操作感で走行が可能。エンジン特有の走行クラッチ操作も不要となり、直感的な操作が行える。
【優れたバッテリ性能と充電利便性】充電は本機にバッテリを搭載したまま行えるほか、本体から取り外して持ち帰っての充電も可能。取り外したバッテリはキャリーケースのように楽に移動できるため、電源のない場所での充電も容易に行える。一度の充電で通常の果樹園作業においては約2日間の使用が可能(作業内容や使用方法により異なる場合あり)という長時間の作業にも対応するスタミナも魅力。
【ジョイスティックによる軽快な操作】ブームの昇降と旋回はジョイスティックによる手元操作で行え、軽快でスムーズなブーム操作感を実現した。
【集約された操向レバー】走行と本機の旋回操作を1本に集約した操向レバーにより、直感的な操作が可能。デッドマン式を採用し、手を離すとブレーキがかかり停止するため、安全性にも配慮されている。
【滑らかな超微速走行】走行速度はボリュームにより0~1.7㎞/hの範囲で調節でき、エンジンでは実現し得なかった滑らかな超微速走行も可能。これにより、特に繊細な作業が求められる場面でその真価を発揮する。
【安心の傾斜センサー】傾斜センサを装備し、本機が5度(全方位感知)傾くと警報を発し、転倒の危険度が高まっていることを警告。これにより、作業者はより安心して高所作業に集中できる。
 高齢化が進む農業現場において、担い手の確保や育成は不可欠な要素。排ガスのない電動モデルは新たな人材を呼び込む可能性を秘めている。
 また、機械の電動化は早朝や夕暮れ時など、これまで稼働が難しかった時間帯での作業が可能となり、限られた作業時間を最大限に活用できるようになるだけでなく、傾斜センサーをはじめとする各種機構の搭載で転倒や落下事故のリスク低減に向けた機能が充実しているのもポイント。そうした点について、展示会などで展示し紹介していく。
《主な仕様》▽最大高さ=2.5m▽最大作業能力(作業者を含む)=100㎏▽スイング角度=60度▽希望小売価格=税込197万100円。

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