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【2024年最新】「土壌医」資格の受験者増加|JA職員・農業者の関心が急上昇

土づくりの専門家である「土壌医」資格の取得を目指す受験者が、近年は増加傾向であることが分かった。日本土壌協会がまとめた2024年度の受験状況によると、JAグループからの受験者は前年比約300人増の668人、農業者からの受験者も96人増の517人に達した。
 全体の申込者数は3539人で、前年(2023年度)の3231人から308人増加した。土づくりや地力の維持といった持続可能な農業への関心が高まる中、現場で専門知識を備えた人材の育成が急務となっており、その需要の高まりが数字に表れている。
 一方で、学生の受験者は減少している。大学生・大学院生は50人減、農業大学生は48人減、農業高校生は21人減となっており、将来の農業を担う若手の受験者増加が課題となっている。
 土壌医資格は、土壌分析の知識を基に、的確な施肥や改良方法を提案できる技術者の育成を目的とした制度である。農業従事者のみならず、JA職員や関連業者からの受験も多い。なかでもJAグループの受験者増加は顕著で、各地の組織において土壌改良や環境保全への取り組みが一層強化されていることを示している。
 試験申込者の平均年齢は36・4歳で、前年度に比べてやや上昇した。また最高齢の申込者は2級の85歳、最年少は3級の12歳(小学生)だった。なお、2024年度試験の合格率は、1級が29・3%、2級が35・9%、3級が54・7%。

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