秋田県農業機械商業協同組合が創立60周年!記念式典を開催
はじめに打矢正敏副理事長が開式のことば。続いて協会関係の物故者及び14年前同日に起こった東日本大震災の死者に対して黙祷。式典に移った。白石理事長が主催者挨拶。
【白石理事長挨拶】当組合は昭和39年に設立され、本年度60周年を迎えます。思い返してみますと、設立の年は東京五輪の好景気で日本中が沸き立ち、大潟村の開村などもあり、農業情勢が大きく変化した節目の時代でした。そして、本格的な農業機械の導入により、省力化農業の始まりの時代でもありました。業界でも販売実績が伸びるとともに、流通市場・資金繰り・整備技術の充実など多様な課題を抱え、これらの解決のため、業界の組織化は必要不可欠となっていました。以来、60年の長きにわたり、当商組は秋田県の農機業界のまとめ役、調整役としての役割を担ってまいりました。また、多くの課題や問題に直面した時も、団結力で乗り切り、安定した運営に努めてまいりました。
近年は、皆様方のご協力により購買事業も順調に推移しており、健全な財政の要となっております。また、教育、情報活動にも力を入れ、地域に出向いて意見を聞くためのブロック会の開催や、将来の組合の担い手となる人材の育成のための研修の場として、アグリ21クラブの活動にも惜しまぬ支援をして参りました。
今年度はアグリ21クラブの中に次世代部会を設け、若手後継者の育成にも活動の幅を拡げており、若手の積極的な活動には頼もしさを感じているところでもあります。これからは、スマート農業の発展にも寄与できるよう、情報の的確な周知に努め、資材や資材の紹介を通し、協定会社や組合員とともに発展できる組合を目指し努力を重ねる所存でございます。
続いて佐竹敬久秋田県知事(代読:大友秀樹・秋田県水田総合利用課)、冠範之全国農業協同組合連合会会長(同:田中宏樹専務理事)、藤澤正義秋田県中小企業団体中央会会長(同:加藤謙太事務局長)が来賓挨拶。その後、来賓紹介、祝電披露。表彰及び感謝状の贈呈式が行われた。
【表彰状・感謝状受賞者】
▽全国農業機械商業協同組合連合会会長表彰=秋田県農業機械商業協同組合副理事長・打矢正敏氏。
▽全国農業機械商業協同組合連合会会長感謝状=秋田県農業機械商業協同組合理事・三輪重則氏、同監事・鈴木勝氏、同・理事兼事務局長・近藤晴美氏。
▽秋田県火災共済協同組合理事長感謝状=秋田クボタ、黒丸農機商会、中安農機店、藤原農機商会、米澤農機店、加賀屋組。
▽秋田県農業機械商業協同組合理事長感謝状(共同購買事業協定会社)=ホクエツ秋田営業所、熊谷農機秋田営業所、秋田マッカラー、丸山製作所秋田営業所、冨士トレーラー製作所秋田営業所。
▽秋田県農業機械商業協同組合理事長感謝状(共同購買事業利用組合員)=秋田クボタ、ISEKIJapan東北カンパニー、ヤンマーアグリジャパン東北支社北東北営業部秋田、三輪農機、大久保機械店。
▽秋田県農業機械商業協同組合理事長表彰状(組合員優良職員)=秋田クボタ・石垣俊之氏、同・山内久人氏、同・戸田修平氏、三輪農機・泉隆樹氏、丸大工機商会・見田武義氏。
組合員優良職員を代表し、石垣俊之氏が謝辞。「この栄誉を機に、今まで以上に自助努力を重ね、所属企業の発展、そして秋田県農業を生産者に貢献できるよう職務に精励する決意です」と述べた。
中安則光専務理事が閉式の言葉。祝宴に移った。
優良職員表彰、6名に栄誉