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【井関農機】プロジェクトZの進捗状況を発表|決算説明会レポート

決算説明会では冨安社長がプロジェクトZの進捗についても説明した。
【進捗】短期集中で実行する抜本的構造改革のうち、生産拠点の再編や販売会社の統合など、主要施策の進捗状況は概ね計画通り進んでいる。成長戦略に向け海外では欧州事業の拡充策、国内においては営業組織の再編を実施し成長戦略の基盤作りを進めた。
【抜本的構造改革】▽生産最適化「生産拠点再編」=計画通り進捗。
 ISEKI M&D(松山)に製品組立を集約すべく建屋新設に着手。また、ISEKI M&D(熊本)からのコンバイン生産移管プロセスは計画通り進んでいる。
 生産拠点の再編に係る投資については、生産効率を改善しつつ投資抑制に努め、当初総投資計画460億円から380億円に圧縮した。
 ▽開発最適化「製品利益率の改善と開発の効率化」=一部遅延。
 製品利益率の改善は当初計画より一部遅延しているものの、リソースを追加投入し回復を図っていく。その改善効果は2025年下期から順次発現し、 2027年に改善目標の達成を目指す。
 開発の効率化は削減機種・型式を確定次第、実行しており、計画通り進捗。
 ▽国内営業深化「成長戦略への基盤作り」=計画通り進捗。
 ISEKI Japan設立に伴い営業組織体制を変更。経営資源を集中し迅速な意思決定と強力な推進体制を構築した。
 ▽人員構成の最適化と人的資本投資=①人員構成の最適化:一部計画変更。
 希望退職は募集人数を下回るも、グループ全体の人員計画見直しにより、想定していた人件費水準を確保。
 ②人的資本投資:計画通り進捗。
 教育、研修プログラムの強化・ダイバーシティ推進採用・成長分野への人材配置を実行。
 ▽経費削減=一部遅延。
 経費削減の取り組みは当初計画より遅れているが、今後は業務仕分けを徹底し、具体的な改善策を実行することで遅れを挽回する。
【成長戦略】
 ▽海外地域別戦略と商品戦略の展開=計画通り進捗。
 欧州において、英国販売代理店「Premium Turf Care社」を2025年1月から連結子会社化。
 ▽国内成長分野への経営資源集中=計画通り進捗。
 成長分野である「大型」「先端」「畑作」「環境」へ集中・販売強化すべく、ISEKI Japanに「大規模企画室」を設置。

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