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ISEKI Japanが本格始動!合併記念アグリフェスタ&大展示会を開催

ISEKI Japanが本格始動!合併記念アグリフェスタ&大展示会を開催

 右から石本社長、瀧澤社長、鏡常務

 本年1月1日、井関農機の販売会社6社が合併し、ISEKI Japan(石本徳秋社長)が発足。それを記念し、2月13~15日には、同社の九州カンパニー(中谷淸社長)がグランメッセ熊本で、2月14~16日には同社の関東甲信越カンパニー(瀧澤雅彦社長)が茨城県阿見町の本社特設会場で大展示会を開催、ISEKI Japanが本格スタートした。

  15日、関東甲信越カンパニーが阿見町の本社特設会場で開催した『ISEKI Japan合併記念アグリフェスタ』を取材した。当日は穏やかな快晴に恵まれ、絶好の展示会日和。トラ・コン・田の本機200台に加え、100社を上回る協賛メーカーも出展、新生ISEKI Japanの門出に花を添えた。それらを目当てに3日間で5000名を超える顧客が来場し、勢揃いした実機を見て回り、実演・試乗も大盛況だった。また、キッチンカー、軽食コーナーも用意され、家族で訪れても楽しめる大展示会ならではの華やかさを演出した。
 15日は、ISEKI Japan本社から石本社長も激励に駆けつけていた。石本社長に2つのカンパニーがほぼ同時期に開催した合併大展示会の意義と新会社への意気込みを聞くと「合併展示会の目的は主に2つだ。1つは、ISEKI Japanという新会社の名前を広く知って頂くこと。もう1つは、新会社の元気と『これからも皆様の夢ある農業を私達が全力でサポートしていきます!』という意気込みを発信すること。〝ユーザーオリエンテッド〟(お客様を第一に考える)を信条に常に前を向いて仕事をしてまいりたい。農業現場で人手不足が益々進む中、世界では人口増、飢餓が懸念され、食料自給率の低い日本農業には食料増産の使命が課せられている。我々のなすべきは、そうした環境下のお客様の経営を機械・資材とソリューションでお手伝いすることだ。また3600名の社員を擁することになったわけだが、社員がこの会社に入って良かったと誇れる会社を作っていかなくてはならない」と語った。
 今後の舵取りについては「大規模となったメリットはパーツ供給の効率化や人的資源の柔軟活用など多々あるが、これから取組むべき課題も多い。ソリューション、環境製品、輸入作業機など我社の強みをフルに活かし、プロジェクトZを更に深堀りしてまいりたい」と述べた。
 また瀧澤社長に合併の実感を聞くと「今回は雪で展示会が難しい東北からバス2台で来場があった。こうしたことにも合併で垣根がなくなったことを感じた。今回の展示会開催で心がけたのは〝ISEKI Japan〟を知ってもらうこと。幟も会場いたるところに掲げた。また、模擬整備工場としてコーナーを設け、日頃の整備の環境を公開、営農支援コーナーに資金の相談窓口(三菱HCビジネスリース)も設けてお客様をトータルでサポートする姿勢もお見せした」と説明した。
 会場内には順路を設け、中型・小型トラクタ→100周年コーナー→国内大型作業機→模擬整備場展示ブース→体感試乗→ほ場実演→畑作関連→スマート農機→秋製品→田植機→大型トラクタ→コンバイン→講演会→大型トラクタ+作業機→スマート農機→営農支援コーナーと、ISEKI Japanを全て見せる構成となっていた。
 実演・試乗のコーナーでは、目当ての機械があり、それを目指して来場、当初予定のなかった機械の実演を交渉する農家の姿などもあり、また、各展示コーナーでも生き生きとしたやり取りが行われ、来場者の前向きさに改めて、今回の意欲的な大展示会の成果を感じた。

実演ほ場。手前はトンネルマルチ展張

 模擬整備場。整然とした整備工場を披露した

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