オーレック、新製品「牽引式肥料散布機HS100」&「ブルモアーHR403」を発売 –

牽引式肥料散布機HS100
オーレック=今村健二社長、福岡県八女郡広川町=は、このほどラビットモアー用の新アタッチメット「牽引式肥料散布機HS100」を新発売した。同機により栽培面積の拡大に伴って負担が増している施肥作業の効率化を実現する。また小型雑草刈機「ブルモアーHR403」を2月より発売する。40年の実績を誇るブルモアーシリーズがさらに進化した。
【牽引式肥料散布機HS100】高齢化と後継者不足が深刻化する果樹農業では、栽培面積の拡大に伴う施肥作業の負担増大が新たな課題となっている。特に、トラクターでのアクセスが難しい棚下での施肥作業では、手作業や歩行型施肥機に依存せざるを得ず、作業者への負担は大きい。その状況下、園地内の施肥作業を軽労化し効率化する「HS100」が開発された。草刈りのオフシーズンにおける乗用草刈機の有効活用にも繋がる。
同機の大きな特長は乗用草刈機の機動性を活かしていることで、従来の歩行型施肥機と比べ、迅速で、大幅な作業効率の向上を実現している。
また果樹園での作業に適した設計となっており、優れた追従性と小回り性能により、樹間での作業がスムーズ。最適化された車高設計は果樹の枝下での作業を可能にする。
ホッパーは耐食性に優れたステンレス製で容量は100ℓ。軽トラックからの肥料補給が容易な設計で、作業負担の軽減を実現・実用性を重視した機能を備えている。
《主な仕様》▽寸法=全長1180×全幅800×全高850㎜▽重量=51㎏▽散布幅=4〜6m(肥料や車速により異なる)▽能率=2・68ha/h(車速6.7㎞/h、散布幅4mで計算)。
《価格(税込)》▽HS100=38万5000円。
同社では「本製品を通じて、果樹農業の持続的な発展に貢献していく」としている。
【ブルモアーHR403】ブルモアーシリーズは1982年の発売開始以来、40年以上の販売実績があり、同社製品では最多の機種展開。農業従事者から緑地管理会社まで幅広い用途で活用され、休耕田や空き地管理など様々なシーンで活躍し、前モデルのHR402はこの5年で販売台数が約2倍に増加している。その中、小型で扱いやすい雑草刈機の需要増を受け、ニーズに応えてリニューアルを実施した。
同機のポイントは、優れた機動性と高い作業性能。業界最小クラスのコンパクトボディで、ハウス内や畔上など、狭小空間での作業が可能となっている。また畑の畝上での残幹処理や畝間の草刈作業にも対応。
さらに使いやすさを追求した新設計で、機体バランスの最適化によって操作性が向上し、樹脂カバーの採用で、洗練されたデザインとなっている。加えて省スペース設計のため収納性に優れている。
価格(税込)は34万9800円で、HRシリーズの中でも、最も購入しやすい。
《主な仕様》▽寸法=全長1620×全幅610×全高950㎜▽重量=72㎏▽刈幅=400㎜▽刈高=25〜90㎜(無段階)▽ナイフ=ハンマーナイフ22枚▽作業クラッチ=ベルトテンション▽最大出力=4.2PS▽車速=前進①1.1/②2.1・後進1.6㎞/h▽能率=①0.5/②0.8反/h▽ハンドル=上下調整可(菊座固定式)。