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三菱マヒンドラ農機、ディーラーミーティング2025を開催

三菱マヒンドラ農機、ディーラーミーティング2025を開催

 三菱マヒンドラ農機(齋藤徹社長)は、2月3日、宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで、「三菱マヒンドラ農機ディーラーミーティング2025」を開催した。コロナ前の2020年以来5年ぶりのリアル開催。全国の有力販売店と菱の実会など約140名が参集し、「Together We Challenge~挑戦する喜びの共創~」を合言葉に、ステークホルダー一体となって市場変化に立ち向かおうと呼びかけ、今後のビジョンとともに挑戦する決意を表明した。

 「三菱マヒンドラ農機ディーラーミーティング2025」は、マニッシュ・クマール・グプタCFO取締役副社長の開会挨拶で幕を開けた。マニッシュ副社長は「日本国内の農業は非常に厳しい状況が続いている。昨年は米価が上昇したが、根本的な解決には至っていない。このような厳しい状況の中、当社の事業にご協力頂いている皆様方に心よりお礼申し上げたい。三菱マヒンドラ農機グループは、農家の皆様のお役に立ち、販売店の皆様の事業を支援していくことが、一つの使命だ。私たちは〝Together We Challenge〟を掲げて、こだわりを持って農作物作りに挑む農家を応援している。私たちは『農業は日々変化しているが、その変化の中にこそチャンスがある』と信じている。私も三菱マヒンドラ農機クループの一員として、皆様方と共に取り組んでまいりたい」と述べた。
 次に三菱農機全国販売店会の高木章二会長が来賓挨拶。「先行きの不透明な時代において、我々販売店は三菱マヒンドラ農機をはじめ各メーカー様と連携を密に販売を伸ばしていくことも大事だが、各地の農村市場の状況に合わせてそれぞれの販売店さんが生き残り、発展していくために、〝柔軟な思考〟と〝地域の変化、時代の変化に合わせてしなやかに変わっていける対応力〟を持つこと、そのための大前提として〝自立した経営〟を確立する事が重要と思っている」と持論を述べた後、三菱マヒンドラ農機への期待・要望をしっかりと伝えた(別掲)。
 その後、齋藤社長が挨拶。日頃の営業推進に対し感謝の意を表した後、市場動向、それに対する三菱マヒンドラ農機のビジョン、販売店と共に挑戦していく意欲を熱く語り、〝Together We Challenge!〟をさらに邁進していこうと呼びかけた。
 続いて三菱重工業の佐々倉正彦物流・冷熱・ドライブシステムドメイン長からのメッセージ動画を配信。また三菱マヒンドラ農機の福田禎彦CTO取締役技術本部長が新任挨拶。「私は1989年に当時の三菱農機へ入社以来、2021年までコンバイン・田植機の開発設計業務に携わってきた。その後、製品の品質保証業務を担当し、昨年11月よりCTO取締役の職を務めさせていただくことになった。今後は開発トップとして旗を振り、過去の経験を生かしながら良質な製品を皆様にお届けすることが私の責務と考えている。当社は創業者佐藤忠次郎翁の『農家が喜ぶことが一番』という精神を事業の根本にあるDNAとして、連綿と受け継いできた。110周年の節目にあたり、改めてこの言葉を胸に刻み、緒を締めなおして励んでまいりたい。本年は、小型トラクターXSシリーズの追加仕様、ディスクハローKUSANAGIの第2弾など、順次品質玉成に努め、発売に進めていきたい」と述べた。
 その後、吉田康二上級執行役員国内営業本部長が挨拶とプレゼンテーション。昨年を振りかえりながら、日本農業を取り巻く状況について、資料を示し丁寧に解説。それを踏まえて国内事業の取組みを説明した(別掲)。
 休憩を挟み表彰式(表彰店別掲)。齋藤社長が一人ひとりの労を労い、感謝の言葉と共に楯を手渡した。また、高木会長に感謝状を贈った。その後、菱の実会を代表し、デリカの金子孝彦社長が会長挨拶。「今年度からオーレックが仲間に加わり、50社に迫る会員数となり、更なる強力なパートナーとして活動する体制が構築できた。三菱農業機械のディーラーの皆様、三菱マヒンドラ農機様、そして我々菱の実会が一致団結して、厳しい市況を吹き飛ばそう」と団結を呼びかけた。
 リョーノーファクトリーの佐藤潔社長の挨拶で閉会した。
 当日はCASEトラクターの実機、輸入作業機、CASE IHポップアップの展示も行われた。

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