国内向出荷2230億円 トラクタは2046億円 コン、刈払機などが増加 日農工6年累計
日本農業機械工業会(増田長盛会長)は、1月23日、令和6年1―12月の農業機械の生産・出荷実績(日農工統計)をまとめた(速報、詳細な表は本紙2面)。
令和6年の年間の農機出荷額は対前年比9・6%減の3790億6200万円となった。国内向けは同8・5%減の2229億6700万円、輸出向けは同11・1%減の1560億9500万円となった。
合計を直近の経年で見ると、最も高かったのは平成26年4798万7200万円。令和に入ってからは元年4609億4500万円、令和2年4024億7300万円、令和3年は4728億1700万円、令和4年は4485億700万円、5年4720億600万円と推移している(5年以前はいずれも確定値)。
また、国内向けの推移をみてみると、こちらも平成26年が最も多く、3040億6500万円。その後、27年2843億5500万円、28年2651億2900万円、29年2627億1900万円、30年2592億4400万円、令和元年2709億100万円、2年2263億7400万円、3年2423億1700万円、4年2355億3400万円、5年2923億1800万円、6年2229億6700万円などとなっている。
令和6年の出荷累計を機種別で見ると、トラクタは同15・2%減の2045億6600万円。このうち20PS未満が同1%増の74億9000万円、20~30PSが同2・7%増の351億4300万円と増加した。
このほか、前年同期を上回ったのは、防除機が同2%増の143億8100万円、刈払機が同8・1%増の191億5600万円、コンバインが同1・4%増の723億9900万円、バインダが同4・2%増の1億8300万円、精米機が同9・6%増の8億1500万円、コイン精米機が同3・8%増の12億4600万円、米選機が同2・1%増の11億5200万円などとなっている。