ササオカ 高効率うねたてマルチ 作業省力化のつる切機も

ササオカ=山﨑清社長、高知県須崎市浦ノ内立目717=は、うねたてマルチの拡販に注力している。「パワー二郎丸」「パワー三郎丸」は、中馬力トラクターに対応し、丸うねの整形・マルチで高効率、高速作業を実現。また収穫前の茎葉処理を省力化する「つる切機」も展開。アップカットのフレール刃がツルを裁断し、省力化作業で現場を応援する。
【うねたてマルチ「パワー二郎丸STPR2K2M」「パワー三郎丸STPR2K3M」】45馬力対応強化ミッション搭載のうね立てマルチロータリー。中馬力トラクターに対応し、高効率・高速作業を実現。パワー二郎丸は2うね同時の、パワー三郎丸は3うね同時の整形&マルチ張りが行える。施肥機、薬剤散布機、土壌消毒機などを装着すればさらに効率を上げることが可能。
ローター部には摩耗状態が一目で確認できるセンサーリブが付いたハネを装着。ハネの交換時期を把握することで良好な性能が維持できる。
また、中央部の溝の残土を処理するスジケシバンを装備。後処理の手間が省ける。左右の溝の残土はオプションの溝浚板ASSYを併用することで処理できる。後作業で使用する移植機などが安定して走行できる。
マルチ部には同社独自のオートブレーキ装置を採用。マルチフィルムの自重により残量の多い時は強く、少ないときは弱くブレーキをかけ、シワなくマルチを張るためのブレーキ調節が最初の一度だけしか必要がない。安定したマルチ作業が行える。
《STPR2K2M/3Mの主な仕様》▽寸法=全長1600×全高1230×全幅2220〜2632/3120~3516㎜▽重量=468/606㎏▽適応馬力=30〜45PS▽駆動方式=センタードライブ▽うねスソ幅=450〜650㎜▽溝幅=400〜550㎜▽条間=880〜1050㎜▽うね高さ=250〜350㎜▽適応マルチ=950〜1200㎜。
《希望小売価格(税込)》STPR2K2M―0SP(日農工標準オートヒッチ0.1形)=246万5980円。
【つる切機KH―4/SKT800】アップカットのフレール刃がツルを裁断し、収穫前の茎葉処理作業の省力化を実現。イモ類収穫前の茎葉処理作業に使う2機種をラインアップ。KH―4と、青果用などの栽培体系に合わせ、狭いうね間隔にフィットするよう機体全幅(作業幅)を約30㎝縮めたSKT800を展開している。
左右のデバイダーで溝や側面のツルも持ち上げて裁断。幅は調整可能で幅広い畝体系に対応し、耕うんなどの後処理が楽。爪軸後方にガイドプレートを標準装備し、裁断処理した茎葉を溝に落として、うね上面に残さないので、マルチフィルムの上に茎葉が残らず、マルチの剥ぎ取り作業がスムーズ。
また尾輪調整ハンドルがオペレータの近い位置にあり、作業中の調整が楽に行える。さらに「ワンウェイクラッチ」を搭載。トラクターのクラッチを切った時に起こる、回転慣性によるトラクターの押し出しを防止する。
移動・保管やトラクターへの着脱に便利なキャスタースタンド標準装備。
《KH―4/SKT800の主な仕様》▽寸法=全長1200×全高1400×全幅1220/930㎜▽重量=165/172㎏▽適応馬力=16~25/14~25PS▽駆動方式=チェーン▽適応うねスソ幅=400~650/400~500㎜▽装着方法=日農工標準オートヒッチ(0.1形)/特殊オートヒッチ(A1・B形)・特殊3P直装。
《希望小売価格(税込)》KH―4―0S(日農工標準オートヒッチ0.1形)=60万9070円。