スズテック 播種作業を効率化 新商品のもみ感知ブザー
スズテック=鈴木直人社長、栃木県宇都宮市平出工業団地44―3=は、播種機向けの新商品「もみ感知ブザー型式:MKB1」を、今春発売する。同商品は、播種作業における種もみの補充タイミングをブザーで通知する機能を備えており、大規模農業や高密度播種(厚播き)に取り組む生産者をサポートすることを目的としている。
【もみ感知ブザーの主な特長】①播種ホッパー内の種もみが残り少なくなるとブザーで知らせる②ブザーで適切な補充タイミングが分かるため、種もみの補充忘れを防止できる③センサー深さを調節することで感知のタイミングの変更が可能。作業者の好みに合ったタイミングが設定できる④乾電池(別売り)を使用するため電源が不要で、簡単に播種機にセットすることができる⑤小型のオート、全自動播種機から播種プラントまで様々な播種機にセットできる⑥種もみを頻繁に補充する必要がある大規模生産者や、高密度播種(厚播き)を行う生産者にオススメ。なお、同商品は種もみ専用で、培土や肥料、薬剤には対応していない。
【もみ感知ブザー型式:MKB1の主な仕様】▽機体寸法(全長×全幅×全高)=150~330(格納時180)×120×265~445(格納時165)各㎜▽機体重量=1.3㎏(乾電池含まず)使用温度マイナス10℃~60℃▽使用電源=DC9Vアルカリ電池、角型9V1本使用(別売)▽全自動播種機:THK1009KB~THK6009BM、オート播種機:HK209KB~509BM▽播種プラント:H805・H1007、厚播きホッパー:FR300K(播種部に補助ホッパーが紐づいた状態で使用)。
価格は3万8500円。仕様は開発中で、改良等により変更される可能性がある。
また、ブザー音が聞き取りにくくなる恐れがあるため、種もみ回収装置「TK19」との併用はできない。
同社は、「もみ感知ブザー」を通じて、播種作業の効率化と生産者の負担軽減を図る考え。春からの発売に向けた動向が注目される。