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「価値と変化」テーマに加工・業務用野菜セミナー 野菜流通カット協

「価値と変化」テーマに加工・業務用野菜セミナー 野菜流通カット協
野菜流通カット協議会(木村幸雄会長)は10月10日、東京ビッグサイト東ホールで開催されたFOOD展内のセミナー会場で「加工・業務用野菜の情報交換会セミナー」を開催、100人を超える参加者が集まった。
 今回のセミナーは、「加工・業務用野菜の価値と変化」をテーマに4題の話題提供が行われた。
 このうち、農研機構野菜花き研究部門露地生産システム研究領域の佐藤文生・領域長は「加工・業務用野菜の安定供給に向けた収穫予測の意義と課題」をテーマに講演。収穫予測の意義について、「単収向上には適期作業が重要で、生育ステージを正確に捉える必要がある。しかし、昨今の気候変動で暦日管理が限界となっている」ことを挙げた。そのうえで具体的な予測技術として生育モデル(時期と量の予測)、画像センシング(数とサイズの予測)を説明。実際の現場で収穫適期予測を導入し、単収が19%、収益が52%アップした事例を紹介した。一方、課題として、情報収集を行う人(生産者)の手間がかかるため、収集する人の理解と利益の共有が必要であること、気象予報をもとにしているため、気象予報が外れれば生育予測も外れることを挙げた。後者については、「様々なケースを想定した気象データで収穫適期や収穫量の変化をシミュレーションするような使い方が適しているのでは」としている。
 話題提供後は、講師と木村会長が参加したパネルディスカッションも実施された。

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