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フジイ 最新高所作業機展示 草刈機や除雪機にも注目

フジイ 最新高所作業機展示 草刈機や除雪機にも注目

 フジイコーポレーション=藤井大介社長、新潟県燕市小池285=は、「第99回山形農業まつり農機ショー」で、果樹農家から好評を得ているエンジン式高所作業機シリーズから「HC350M2W」「HA250M3W」を展示する。剪定から収穫まで1台でこなす高い汎用性がポイント。運搬や格納時の利便性を高めた「HC350MM」もラインアップしている。

 高所作業機は樹種や対象によりサイズが異なるが、さくらんぼ等の樹高のある作物で、より広範囲な作業を行う場合は3.5mが主流の一方、倭(わい)化栽培など低樹高の作業体系では2.5mタイプが活用されている。
 同社はそうした現場の要望に応えるべく品揃えを充実。手動で2段階、960㎜のブーム伸縮を可能とし、果樹園において幅広い作業を1台で実現できないかと開発を進め、発売したのがガソリンエンジンタイプのHC350MM。ブームを伸ばして使えば3.5mになり、縮めて使えば2.6mと1台で2役の作業を実現。収縮して使用すれば小回りが効き、ほ場内での作業もしやすく、移動も安全に行うことができる。
 電動タイプを除くフジイの高所作業機シリーズはエンジン出力6.3‌PSとクラス最大で、低速時も余裕を持って作業が可能。全機種ワイドクローラを採用し機体安定性を向上させている。ブームの旋回角度は3.5mタイプが左右各27度、2.5mタイプで左右各34度を実現。余裕のある振り幅にしたことで剪定や適果など各種作業を楽に効率的に進められるように設計している。
 そのブームは足元のペダルで上下・左右と自在に移動させることが可能。ゴンドラ内には折り畳みフラットシートを標準装備。これにより広い作業スペースを確保し、小休憩することもできる。
 こうした操作性や快適性と共に安全性を追求。エンジンの誤始動を防ぐ始動安全装置や、誤操作を防止する走行クラッチ装置だけでなく、走行速度制御装置、昇降シリンダロック装置、ブーム誤操作防止のペダルガードなどの安全機構をフル装備。
 ゴンドラの開閉ハンドルも安心の2重ロック構造に、この他コンテナ台や着座シート、保管用シートカバーを標準装備。注意喚起や合図用の警告ホーンもオプションで用意している。
 果樹王国であり、豪雪地でもある山形県での展示会とあって、紹介する高所作業機に加えて乗用草刈機といった果樹用作業機と除雪機を展示。除雪機は10~47・2PSまでの5台に加え、ドーザー除雪機のほか、草刈と除雪に活用でき、オールシーズン使用可能な2WAY乗用草刈機も用意。耐久性はもちろん、安全性にも配慮した優れた機能について確認を。

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