山形農業まつり農機ショーが8月29~31日 最先端技術と共に
〝農業の未来〟一緒に育てる
「最先端技術と共に『農業の未来』を一緒に育てる」をテーマに第99回山形県農業まつり農機ショー(主催:山形県農機協会(山本惣一会長)等)が8月29日㈭~31日㈯の3日間、山形市の山形国際交流プラザ「ビッグウイング」を会場に開かれる。出展者は屋内屋外合わせて69社(飲食関係除く)。各社の最新技術・製品が一堂に会し、比較検討する絶好の機会だ。
山形県農業まつり農機ショーは大正10年に第1回を開催して以来今回で99回目、100回が目前に迫った歴史ある展示会だ。例年、各メーカーの最新機械・資材がズラリと並び、山形農業の活性化・発展に欠かせない展示会となっている。
今年のテーマは「最先端技術と共に『農業の未来』を一緒に育てる」。主催は山形県農機協会、山形県農業機械工業協同組合、山形県農業機械商業協同組合。後援は山形県、山形市。開催期間は8月29日から31日の3日間でいずれも9時30分から15時まで(初日は9時から開会式)。開催場所は、山形市平久保の山形国際交流プラザ「ビッグウイング」。
今年は屋内外のブースに69社が出展する(コマ割り図については本紙5面)。飲食関係については、8件が出展、展示会を見て回るのに必要なエネルギーを届けてくれる。
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農業を巡る情勢は大きな変化の時を迎えている。今年6月に食料・農業・農村基本法の改正案及び関連3法案が成立、新たな一歩を踏み出した。特に注目すべきは、スマート農業技術活用促進法だ。ロボット技術等を用いた省力化や可変施肥など資材の節減につながる技術等の先端技術をより強力に推進することとしている。
山形県農業もこうした動きに応じ、さらなる発展に向けた取組が加速される。山形県農業活性化の柱となる「第4次農林水産業元気創造戦略」は目標年度が令和6年度、すなわち今年度だ。現在、次期戦略の策定に向け検討が進められている。
新時代の農業に向け、最新の技術・資機材が一堂に会する農機ショーは情報収集や導入に向けた比較検討の場としてだけでなく、自らの経営改善を考える場としても絶好の機会となることが期待される。