農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

　タイガーカワシマ＝川島廣大社長、群馬県邑楽郡板倉町大字籾谷２８７６＝が、岩手県滝沢市のアピオ催事場で開催する「第77回岩手県全国農業機械実演展示会」で推奨するのがフレコン自動計量機「フレコンメイト」だ。全高２・85ｍでタンクやフレコンホルダーは２ｍ程度。軒下が斜めに張っていてフレコン計量機の設置を諦めていた生産者へ特におススメしたい。

　〝お客様が無駄なく、楽に作業ができるように〟をコンセプトに出展する同社。フレコンメイト「ＦＳ―１２０３」シリーズもお米をフレコン出荷する生産者が増えたことから注力している製品だ。
　縦型貯留タンク容量は３００～４２０㎏で、バケットサイズは４インチ。昇降機能力は毎時３６００㎏（60俵、玄米）。吐出口とフレコンバッグの間を流れる玄米の量だけ早く貯留タンクに切り替えることで、計量精度プラスマイナス0.5㎏を実現した。移動や清掃も簡単に行え、柔軟な吐出口を採用するなど使いやすさを追求し、籾摺り機を止めることなく、自動でフレコンバッグへの計量を実現。３方向から投入ができ、フレコンホルダー上面にタンクなどがないので、状況に合わせたフォークリフト搬出ができるなど、現場スペースに応じた自在なレイアウト編成が可能。また、はかりの形状や米のサンプル採取方法、検定付きはかり、プリンタ付きはかりなど、ユーザーの作業に合わせた機能の選択が可能だ。
　構造はシンプルだが、充実した機能が大きなポイント。コンパクトで自動計量ができ、現場のスペースに合わせた自在なレイアウトができるので、自宅の施設に対応できるか会場で確認したい。
　また、屑米計量機「スリムパック／ＳＰ―15」も一緒に見てほしい製品。薄型昇降機採用のコンパクト設計で、お米の投入口と排出口にヌカ取り機構を搭載しているので、きれいに計量ができる。
　単体でも計量ができるが、自動選別計量機「パックメイトＸＲシリーズ」との連動で原料に対する屑米の割合を確認することが可能（ＸＲ―18Ａ、はかりなしは除く）。〝良米だけではなく屑米も計量したい〟、〝原料からどのくらい屑米が出たのか数値で知りたい〟などと考える生産者におススメする。