農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

小型台形成形機で幅広いユーザーを持つ鋤柄農機＝鋤柄忠良社長、愛知県岡崎市矢作町字西林寺38＝ではロータリに固定しない上下可動式の成形板により、既定の畦をスピーディーにしっかり美しく作る『スーパー台形成形機ＰＨ―Ｔ３１３』（特許出願中）を販売し好評だ。
　特に、ＰＨ―Ｔ３１３は、ＧＰＳ付きトラクタとの組み合わせが抜群で、２条植えの移植機に対応した畝ができるとしてユーザーの高い関心を集めている。一方、ＧＰＳなしのトラクタでの作業は隣接部の条間が揃わないため、移植機２条植＋１条植、または１条植えのみで移植するとよい。
【スーパー台形成形機】「ＰＨ―Ｔ３１３」。
《特徴》①しっかり立った畦は全自動野菜移植機の能力をフル活用②専用ロータリを採用し全長が短くなった③セルフ調節機構により既定のうね形状になるまでの距離が短く、土の持ち回りが少ないため人力による修正作業の労力も大幅に軽減④オートヒッチの採用でロータリの着脱が簡単⑤角度調節がロータリ軸中心に動き、ハンドル操作で楽にできる⑥施肥機を取り付ければロータリ前撒き・同時作業が可能。また畦内局所施肥部品を追加し畦内局所施肥を行うと最大30％の減肥が可能⑦ロータリサイド軸受によりロータリ軸の強度が増した。用途はキャベツ、白菜、大根、花卉等の畦立て。
《主な仕様》▽全長×全幅×全高・重量＝ＰＨ―Ｔ３１３は１１００×２２００×１０００㎜・３００㎏▽適応馬力＝18～35馬力▽耕幅＝１６００～２０００㎜▽オプション＝施肥機取付台、局所施肥部品、回転マーカー、テープシーダー装置、播種機取付キット、キャスター付きスタンド。