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ヰセキ関東甲信越 アグリJAPANフェスタ㉔大型農機など実演・試乗

ヰセキ関東甲信越 アグリJAPANフェスタ㉔大型農機など実演・試乗

 ヰセキ関東甲信越=瀧澤雅彦社長、茨城県稲敷郡阿見町阿見4818=は8月6~8日、同本社で「ISEKIアグリJAPANフェスタ2024」を開催。3日間で昨年を上回る来場者が訪れ盛況だった。農機は200台以上展示し、協賛メーカーも60社が出展。また昨年に引き続き好評だった大規模実演も茨城大学との共催で行った。

  今回のアグリJAPANフェスタでは、ジャパンのトラクタ30台を筆頭に、田植機25台、コンバイン30台、その他管理機等も100台以上が展示された。今年は水稲から野菜作に至るまで、ユーザーからの要望に応える形で実施した。会場では、①同フェスタのコンセプトでもあるTJVトラクタを中心とした大型農機②新型FMコンバイン③快適性を追及したBFトラクタ④アイガモロボの新モデルの参考出品⑤ネギやジャガイモ、にんじんなどの野菜作、草刈り、調製機、自動操舵などテーマ別にコーナーを設けて来場者に説明した。
 メインとなった茨城大学との共催で行った圃場の実演では、大型農機のTJV755L、985などを中心に6台のトラクタで実演・試乗を行い、各社の作業機とのマッチングの良さを披露し、パワフルな動きに来場者は目を輝かせていた。そのほか、昨年に引き続きロボットトラクタの実演も行い、実際に自動で作業を行っている機械を見た農家から、「ここまで進化していたとは。これは魅力的だ」と高く評価する声が上がった。担当者は「ロボットトラクタの実演を目当てに来場するユーザーも増えており、認知度も徐々に上がりつつあることを実感した」と話していた。
 屋内会場では、営農活動に役立つ講演・講習会も開催。「ロータリー耕うんの効率化と土づくり」「GNSSと自動操舵について」「排ガス対応エンジンのメンテナンス講習会」「アイガモロボを活用した有機農法のご提案」や、茨城大学農学部との公開講座「現在のスマート農機とデータサイエンス」も行われた。
 トラクタ展示コーナーでは、BF60トラクタと共に、6月に発売した45~60‌PS帯に対応したディスクハロー「ID2000」を展示。今まであまりなかった中馬力帯向けにディスクハローを導入でき、効率的に耕起作業が行える点、作業面積に対する作業時間の短縮による低燃費化、耐久性に優れたディスクを採用したことによる消耗部品のコスト削減などが実現できる点をPRし、多くの来場者が足を止めた。コンバインコーナーでは、多くのユーザーから好評のFMコンバインシリーズや、HFR4050、HFR4042を求めやすい価格に設定しており、人気を集めていた。
 専務取締役の鏡順一営業本部長は、「今回の展示会は、直近10年で最大規模だった昨年をさらに上回る規模で開催した。実演はTJVシリーズを中心にロボットトラクタなどを活用してスマート農機の良さをPRしている」と話す。また鏡本部長は、「実は私も先日、BF60トラクタを購入したが、1日乗って作業しても快適に仕事ができて疲れにくいことを実感した。だが、説明だけでは乗心地の良さは伝わりにくく、実際に見て乗ってもらい、良さを知ってもらいたいと実演・試乗会を開催した。多くの方に体感できる機会を提供できたと思う。また、秋に向けては、FMコンバインの試乗機を圏域毎に設定したので積極的に圃場実演を進めていく。秋起こしの時は、BF60トラクタとディスクハロー『ID2000』をセットで実演し、PRする」と意気込みを語った。

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