米販売数量の増加続く
本紙別掲でも紹介している通り、米の需給が締まっている。その要因の一つが需要量の増加。農水省の試算では令和5/6年の需要量は702万tとなり、700万tを下回った前年から令和3/4年の水準にまで回復した。その他の数値でも米の需要が堅調なことが見て取れる。
米穀販売事業者(年間取扱量5万t以上)の販売数量の動向をみると、令和5年の年間のコメの販売数量の前年対比は小売り事業者向けで102%、中食・外食事業者向けで105%、合計で103%。今年に入ってからも月ごとの前年同月比で小売は6月まで毎月100%を超えるなど伸長を続けている。
こうした状況について、7月26日の定例会見で坂本農相は「わが国の人口は、平成20年をピークに減少に転じており、今後も人口減による需要量の減少は確実に見込まれるところであり、現下の需要動向のみをもって需要が下げ止まったと判断できるものではなく、少なくとも今後数年の需要動向を見た上で判断すべき。農水省としては、引き続き、需要動向を注視していくとともに、きめ細やかな情報提供を行いながら、需要に応じた生産を推し進めていく」と慎重な見方を示した。
米穀販売事業者(年間取扱量5万t以上)の販売数量の動向をみると、令和5年の年間のコメの販売数量の前年対比は小売り事業者向けで102%、中食・外食事業者向けで105%、合計で103%。今年に入ってからも月ごとの前年同月比で小売は6月まで毎月100%を超えるなど伸長を続けている。
こうした状況について、7月26日の定例会見で坂本農相は「わが国の人口は、平成20年をピークに減少に転じており、今後も人口減による需要量の減少は確実に見込まれるところであり、現下の需要動向のみをもって需要が下げ止まったと判断できるものではなく、少なくとも今後数年の需要動向を見た上で判断すべき。農水省としては、引き続き、需要動向を注視していくとともに、きめ細やかな情報提供を行いながら、需要に応じた生産を推し進めていく」と慎重な見方を示した。