スズテック JA長野展に初出展 省力化に繋がる製品PR
スズテック=鈴木直人社長、栃木県宇都宮市平出工業団地44―3=は、長野市のエムウェーブで行われる「JA農機&資材フェスタ2024」に初出展。提案するのは高密度対応播種機「TRK4000」だ。播種能力は毎時340/420箱。育苗箱の端まで均一播種を可能とする新形状の播種ローラー、土量調節の新機構等を搭載した次世代播種機を紹介する。
【TRK4000の主な機能】①新形状の播種ローラー「ハイパーロール」を搭載し、育苗箱の端まで均一播種が可能=近年の多様な播種形態に対応するため、播種ローラーの形状を一新。うす播き、高密度播種(厚播き)問わず、より均一で、より綺麗な播種が可能になった②土量調節シャッター固定機能の追加=土量調節シャッターのハンドルを引くことでシャッターが開放し、離すと所定の位置に戻る。この機構により、土の塊などが狭まり詰まりが発生した場合、ハンドルを引くことにより瞬時に詰まりを除去することが可能になった。特に覆土作業時はシャッター開度が狭く、土詰まりが起こりやすい傾向があるため効果的である③土反射板調節機構の追加=育苗箱の形状や使用培土により、育苗箱側面への土の入りが少なかったり、こぼれ落ちる量が多かったりするが、そのような場合でも簡単に調節することが可能になった④播種量無段階調節=播種量の調節は従来の方式を踏襲。部品の交換等はなく、ダイヤルを回すだけでうす播きから厚播きまで自在に調節できる。
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さらに、今年3月に発売開始した人工マット充填機「MJ500」も出展する。同機のポイントは、①日本ロックウール社の人工マットを自動で供給し、育苗箱へ充填することで作業の省力化を実現。これまでよりも大幅に負担が減らせる②30枚の人工マットがストックでき、余裕を持って作業を行うことができる③人工マットが無くなると、機械が全停止するので、補充作業も円滑に行える④作業状況に応じて、処理能力を2段階に切り替え可能⑤桟付き押出ベルトを採用したことにより、人工マットをスムーズに排出でき、案内パイプで排出後の人工マットを90度回転さて、ずれることなく人工マットを育苗箱に充填することで、作業者の負担を減らせる。