山本の乾燥機用集塵機がスゴイ ゴミトルネード導入 岡山県岡山市藤田ライス・阿部社長

山本製作所=山本丈実社長、本社:山形県天童市=が発売した乾燥機用集塵機『ゴミトルネード』は、モータと独自設計の遠心ファンにより強力な渦流を発生させることで細かいゴミ・ホコリも徹底的に集塵しフレコンに捕集する。乾燥機用集塵機ではトップクラスの集塵率を誇るというスグレモノだ。同社でゴミトルネードを麦の乾燥に使用した岡山県岡山市の藤田ライス㈱の阿部慧司社長に使用実感などを聞いたところ「満足!オススメ度は集塵率と同じ98・8%!」の快答を得た。
藤田ライスは、水稲(ヒノヒカリ、あけぼの、にこまる、きぬむすめ、あさひ)53ha、麦(せときらら、ふくほのか、スカイゴールデン)26haを作付け。阿部社長に従業員2名と、繁忙期にはアルバイト数名とで切りまわしている。乾燥機は60石3台、34石2台、28石2台を所有。
ゴミトルネード導入について阿部社長に感想を聞くと「これまでの集塵機ではゴミが取り切れず周囲が汚れ、また汚泥の処理が大変、臭いも気になるなど困っていた。ゴミトルネードは山本のYouTube動画で知ったが、水を使わないのに集塵力がすごい。まさに待っていた機械だと思った。購入の決め手は、展示会で実機を見た時の、営業担当と開発者の丁寧な説明。今回、小麦を60石で5乾燥行ったが、60石1乾燥でフレコンが満タンになった。これはゴミがしっかりとれている証拠」と話した。
また、ゴミトルネードを導入して良かったことを聞くと「これまでの集塵機と比べて、水を使わないので、ゴミの処理がとてもラク。臭いもしない。ゴミもしっかりと取れていて、満足している!ゴミトルネードのオススメ度は、集塵率と同じ98・8%!(笑)値段がもう少し下がれば200%オススメ!」と。
設置の工夫を聞くと「設置場所は比較的広い。乾燥機からの距離も短く、足の高さも変えられるので、接続はそんなに難しくなかった。送風機の先には道路や事務所があるがゴミは飛んでこない」と話していた。
【乾燥機用乾式集塵機ゴミトルネードDDC―200】山本独自のトルネード式の乾式集塵機。搭載している特許出願中の『トルネード式集塵機構』は、モータと独自設計の遠心ファンにより強力な渦流を発生させることで、細かいゴミ・ホコリも徹底的に集塵、フレコンに捕集する。これにより、集塵率98・8%(JISZ8808に基づく)と、乾燥機用集塵機でトップクラスの集塵率を実現している。また、乾燥機(送風機・排塵機)から出るゴミはまとめてフレコンに集塵・貯留。フレコンスタンドの位置は4カ所から選べ、集めたゴミ・ホコリはフォークリフトで簡単に運搬できる。また乾式で水を使用しないため汚泥を処理する手間や臭いの問題もないと、後処理の快適さも好評。
更に他社乾燥機にも取り付け可能。関心を持たれた方は、同社までご相談を。
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山本製作所のYouTube動画「ライスセンターツアー」では、藤田ライスが、手持ちの機械・設備を活かしながらコストを抑えて省スペース・効率化を実現している事例として紹介されている。また、乾式集塵機ゴミトルネードも動画紹介。更に昨年12月のオンラインイベント『ライスセンターの日2023』の中では、〝ゴミトルネード開発秘話もプロジェクトX〟ならぬ〝プロジェクトY〟として紹介されている(動画は上のQRコード)。
ゴミトルネード。下は製品紹介動画