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省力的な雑草管理へ カネショウファームおおぎす

省力的な雑草管理へ カネショウファームおおぎす
アグロカネショウ(櫛引博敬社長)は3月27~29日、「日本雑草学会第63回宇都宮大会」に参加した。そこで、那須烏山市や宇都宮大学と産官学連携で取り組んでいる里山保全事業の一環として
「カネショウファームおおぎす」というプロジェクトを紹介した。このプロジェクトでは、安全性の高い除草剤「カソロン」などを使い、大木須地区の効率的な雑草管理や景観整備に取り組んでいる。会場では、写真や動画でプロジェクトの活動が紹介された。この取組みは2021年に始まり、3年が経過した。景観は徐々に改善されている。同社の取組みでは、里山の美しい景観を創出するため、雑草が繁茂していない2、3月に「カソロン」を散布し、雑草の発芽を抑制する。また、刈払機も組み合わせて、継続的な防除体系を構築している。
 同社マーケティング部の中山貴史部長と関東支店の阿部由加子氏に話を聞くと、「大木須地区では以前、草刈機のみを使って管理しており、除草剤を使うという発想はありませんでした。また、オオムラサキの里やホタルの保全活動も行っているため、はじめは抵抗感もありました。アグロカネショウは、里山の自然風景を残すため、雑草を完全に枯らすのではなく、粒剤タイプのカソロンを使用して自然な枯れ方を目指しています。また地元の方にも散布体験をしてもらい、共同で取り組んでいます。除草剤に対する抵抗感も、散布後の経過をみて安心して使ってもらえるようになりました」と話した。
 大会初日の27日は、宇都宮大学雑草管理教育センターと那須烏山市が共催し、「緑に沈む日本。誰が草刈りを担うのか」と題してシンポジウムが開かれた(4月2日号既報)。雑草管理は農地や畦畔だけでなく、山と家の間の〝こさば〟や、河川や道路などにも発生し、大変な労力と時間を要する。人口減少が進むなか、農村と都市共に、雑草問題は深刻な課題であり、効率化と省力化を進めていかねばならないことが改めて認識させられた。

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